現役の報告・ 2011年4月2日 (土)
2010年度の春メインを中止しました
今回、3月11日の震災の影響を考慮し、以下の理由から3月20日入山予定だった中部日高(コイカクシュサツナイ岳〜ペテガリ岳縦走計画)春メイン2年班を中止することとしました。
・入山日が震災1週間後という状況
・全国的に消防および警察の救助隊は、必要最低限の人員を残して被災地へ派遣されており、山岳救助を要請した場合の社会的影響を考慮。
・今回のメインで一番起こる可能性の高い事故は稜上にてセッピを踏み抜き沢中に入り込み自力下山が不可能になるというケースであり、ルームの遭難対策の力のみで最善の救助が出来るかという点で、本当に最善の対応ができるか、確信が持てないため。万が一の場合、中部日高における捜索・救助には多大な人員とヘリコプターなどの機材が必要となることが予想され、消防および警察の業務を圧迫することが予想される。
・遭難ありきの議論ではなく、可能性としての遭難時のリスクの大きさを考慮。ヘリコプターによる救助体制の存在は、遭難対処の部内完結という原則に対して、「最善の救助方法」という観点ではもはや選択肢から外して考えられないものとなっている。その後ろ盾の無い中、特に中部日高という山域における山行の実施に対して積極的な論拠を見出せない。
その上で、3月中はルームの遭難対策力で対処しきれる範囲と判断されるレベル、山域の山行については行うことにいたしました。
1年班についてはL-sの不足からメインは組まず、小山行形式で技術を学ぶこととしていました。
以上、暇表についてご予定をお聞きしましたOBの方々にはご連絡が遅れましたことお詫び申し上げます。
※3月15日時点での判断であり、4月からは平常どおり山行を行っていく予定です。
・全国的に消防および警察の救助隊は、必要最低限の人員を残して被災地へ派遣されており、山岳救助を要請した場合の社会的影響を考慮。
・今回のメインで一番起こる可能性の高い事故は稜上にてセッピを踏み抜き沢中に入り込み自力下山が不可能になるというケースであり、ルームの遭難対策の力のみで最善の救助が出来るかという点で、本当に最善の対応ができるか、確信が持てないため。万が一の場合、中部日高における捜索・救助には多大な人員とヘリコプターなどの機材が必要となることが予想され、消防および警察の業務を圧迫することが予想される。
・遭難ありきの議論ではなく、可能性としての遭難時のリスクの大きさを考慮。ヘリコプターによる救助体制の存在は、遭難対処の部内完結という原則に対して、「最善の救助方法」という観点ではもはや選択肢から外して考えられないものとなっている。その後ろ盾の無い中、特に中部日高という山域における山行の実施に対して積極的な論拠を見出せない。
その上で、3月中はルームの遭難対策力で対処しきれる範囲と判断されるレベル、山域の山行については行うことにいたしました。
1年班についてはL-sの不足からメインは組まず、小山行形式で技術を学ぶこととしていました。
以上、暇表についてご予定をお聞きしましたOBの方々にはご連絡が遅れましたことお詫び申し上げます。
※3月15日時点での判断であり、4月からは平常どおり山行を行っていく予定です。
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