ログイン   :: お問い合せ :: サイトマップ :: 新着情報 :: おしらせ :: 
 
 
メニュー
前 次

56 山麓滞在 岩科小一郎(いわしなこいちろう)/1942/体育評論社/241頁


Highslide JS
表紙
表紙
Highslide JS
Highslide JS
カンジキ各種
カンジキ各種


岩科小一郎(1907-1998) 民俗研究家、登山家
 東京出身。山村民俗の研究者として知られる。柳田國男に心酔し、山と民俗の研究に半生を捧げた。長年、山村民俗の会を主催し、機関紙「あしなか」の編集に携わる。この雑誌は、昭和14年より現在に到るまで刊行が続いている息の長い雑誌である。カメラハイキングクラブ(日本山岳写真協会の前身)、東京山嶺会の創立に尽力する。特に秩父、大菩薩の山々を好み、著書に「大菩薩連嶺」がある。登山家であると同時に山村民俗研究の尖兵であり、登山と民俗学を結びつけた先駆者である。富士講研究家としても知られ、著書に「富士講の歴史:江戸庶民の山岳信仰」がある。

内容
 山に登る時は必ず山麓に滞在して、民俗学上の調査に幾日かを費やして採集、整理した成果の中から28編のエッセイをまとめたものである。山人の話、山村の雨乞い、熊や猿や人間、天狗談義、カンジキ各種、焼畑と地名の関係、山名伝説、山の妖異・怪獣、浅間と富士信仰、大山参り、山の神々と山村民、山と英雄伝説、山名考、本さがし、山村の民家、山村民俗研究法など山の民俗の話が盛だくさん語られている。
 著者は大変話し上手で、ユーモアたっぷり、面白いので思わず引き込まれてしまう。ああ、似たような話を子供の頃聞いたなと頷かされる昔話がなつかしい。

山岳館所有の関連蔵書
大菩薩連嶺/岩科小一郎/1959/朋文堂
山村滞在/岩科小一郎/1981/岳出版
あしなか 復刻版全9冊/山村民俗の会/1982/(株)名著出版
 
Tweet| |
前
開墾の記/坂本直行/1942

次
氷河の山旅/田中薫/1943
 
 
Copyright © 1996-2024 Academic Alpine Club of Hokkaido