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Re:書評・凍れるいのち/(米山・1984

対象モジュール: ブログ記事
件名 書評・凍れるいのち/(米山・1984)
要旨 書評・凍れるいのち 川嶋康男柏艪社2006.121962年暮れからの大雪山で、北海道学芸大学函館校(現・道教大函館校)山岳部が遭難した。10人遭難、リーダー1人のみ生還。北海道山岳史上最悪の事故だった。これまで報告書以来語らなかったリーダー野呂幸司の45年経てのインタ...
 

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なし Re:書評・凍れるいのち/(米山・1984 msg#
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2007-7-29 13:38
ちんぐるま 
 読み終えて、どうもすっきりしませんでした。野呂さんのインタビューのもとに書かれたたのですからご本人の思いと違うものではないと思いますが・・・。感想をのべさせていただきます。
 山行において難易度の高い行程をクリアすることは達成感や満足感を得ることになると思いますが、それにより他の山岳部とレベルを比べるとか競うのは疑問です。また、教員時代のことで田舎の農村中学を受験校にしたとありますが、それがその地域にとって良いとはかぎらない場合もあります。当時、同僚の教員はやっかんで非難したとの記述がありますが、職場ではいろいろな意見がありますし、職員会議という話し合う場もあります。自分の考えに固執するあまり他の意見に耳を傾けることが出来なくなると共に働くことができません。登山においても教員時代においてもその後の生命保険会社の業務成績のこともそうですが、常に他者と競うという姿勢が感じられました。この本では遭難でご子息を亡くされたご遺族の思いがあまり記述されておらず、突き進んでいく主人公の姿だけが大きく描かれ、残念に思いました。
 
 
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