ログイン   :: お問い合せ :: サイトマップ :: 新着情報 :: おしらせ :: 
 
 
メニュー
最新のエントリ
最近のコメント
  • 21年03月22日
    Re: 【中部日高】ナナシ沢1823m峰南面直登沢→コイボクシュシビチャリ川...北陵高校山岳部OB
  • 17年01月29日
    Re: これまでの部報紹介・3号(1931)上/(米山悟1984年入部)...佐々木惠彦
  • 16年12月17日
    Re: ペテガリ冬季初登・72年前の今村さんのゲートル  米山悟(1984年入部)...やまね
  • 16年07月28日
    Re: 暮しの手帖96 特集戦争中の暮しの記録 1968 うちにありました...米山
  • 16年07月28日
    Re: 暮しの手帖96 特集戦争中の暮しの記録 1968 うちにありました...さわがき
  • 16年07月04日
    Re: 医学部戦没同窓生追悼式のご案内...AACH
  • 16年06月17日
    Re: 道新に今村昌耕会員の記事...AACH
  • 15年12月22日
    Re: おくやみ・谷口けい 米山悟(1984年入部)やま...すぎやま もちやす
  • 14年12月09日
    Re: 【書評】アルピニズムと死 山野井泰史 2014.11(米山悟1984年入部)...まっちゃん
  • 14年10月25日
    Re: 【読書感想】七帝柔道記 米山悟(1984年入部)...米山

現役の報告・ 2009年10月15日 (木)

2009年度岩メイン剣岳登攀


【年月日】2009年9月1−12日(12日間)
【メンバー】小池(3 勝亦(7 三木(OB 井村(2 鹿島(2 井ノ上(1
<時間とルート>
9/1 晴れ
黒部ダム(8:45)−内蔵助平分岐(12:15-13:00)−ハシゴ谷乗越(14:30-15:30)−真砂沢ロッジやや下流=C1(18:10)
 重荷と悪路、膝痛などに苦しみ予定テン場までたどり着けずC1。焚き火もできる良いテン場。ハシゴ谷乗越から下り、剱沢渡渉手前で案内板をよく見ずに地図通りの道を行ったら橋がなくなっており引き返した。

9/2 晴れ
C1(6:05)−真砂沢ロッジ(6:35-45)−熊の岩=BC(12:30)
 真砂沢ロッジから長次郎谷出合付近までは左岸の夏道を行く。E.P.をつけて長次郎谷を登る。途中谷が狭くなっているところでいったん右岸の踏み跡に上がりしばらく行って左岸に転石で渡り雪渓に戻って熊の岩BCまで。小池はアイゼン装備チョンボで遅れた。


9/3 雨のち曇りのち雷雨
勝亦=井村=鹿島パーティ
BC(8:45)−八ッ峰?峰Cフェース剣稜会登攀開始(9:15)−Cフェース頭(11:20-35)−BC(14:15)
 朝の雨が止んでから出発。剣稜会ルートを井村リード。4ピッチでCフェース頭まで。下降は明瞭な踏み跡を左の方へ行き1ピッチラッペルした後で左へ来すぎているとわかり、1ピッチ登り返して右の方の踏み跡を下った。慎重にクライムダウンを繰り返し5・6のコルへ。BCに戻ると雨が降り出し、夕方からは激しい雷雨。

小池=三木=井ノ上パーティ
BC(10:10)CfaceRCCルート(10:40〜13:00)BC(14:50)
CfaceRCCルートRCC 
1p目:左斜上するバンドを行く。35m ?
2p目:右へトラバースして、左にブッシュを見つつのぼる。50m ?
3p目:直上。50m ?   4p目:草付を頭まで。20m ?
下りは頭から踏み跡を行き、懸垂2p(20m+50m)で5・6のコルまで。

9/4 雨のち曇りのち雷雨
勝亦=井村=鹿島パーティ
BC(10:30)−八ッ峰?峰Aフェース魚津校登攀開始(11:00)−Aフェース頭(12:20-35)−5・6のコル(13:00-25)−BC(13:45)
 朝の雨が止み、岩が乾いてから出発。魚津校ルートを鹿島リード。3ピッチで頭まで。頭からクライムダウンと20mラッペルとクライムダウンで5・6のコルへ。?峰クラックルートを偵察後BCまで。BCに戻るとにわか雨が降り出し、夕方からは激しい雷雨。


9/5 曇りのち快晴
勝亦=井村=鹿島パーティ
BC(8:00)−八ッ峰?峰Dフェース富山大登攀開始(8:35)−Dフェース頭(11:15-35)−5・6のコル(12:00)−八ッ峰?峰Aフェース中大登攀開始(12:20)−Aフェース頭(13:45)−八ッ峰?峰クラック登攀開始(14:15)−?峰頭(16:00)−5・6のコル(16:30)−BC(17:00)
 富山大ルートを鹿島リード。間違えて2・3ピッチ目は正規ルートのやや右を登った。共に?+〜?程度。Dフェース頭から5・6のコルまで下り、Aフェース中大ルートを井村リード。1ピッチ目は、クラックから離れて左のチムニーに入る正規のルートをはずれたようで、クラック沿いに行く。40m、?−。2ピッチ目、?程度のフェースと草付を頭まで。

5・6のコルへ下り、?峰クラックを井村リードで。?程度の岩を一段上がって取り付き。1ピッチ目、40m、?。リッジ右のフェースを一段上がり、ハンド〜フィストクラックを浮石テラスまで。浮石テラスは浮石注意。2ピッチ目、20m、?+。左の高度感のあるリッジをピナクルまで。下降はやや長次郎谷側をクライムダウンと10mラッペルとクライムダウンで5・6のコルへ。


小池=三木=井ノ上パーティ
BC(8:10)中大ルート(8:40〜11:00)剣稜会(12:00〜14:10)BC(16:30)
中大ルート
1p目:クラックから離れて左のチムニーに入る正規のルートをはずれ、ずっとクラック沿いに行く。35m ?−
2p目:フェースを少しのぼり、あとは草付を頭まで。40m ?
Aface頭からは懸垂25mをまじえて5・6のコルへ
剣稜会
1p目:広いスラブ。45m ?     2p目:スラブ。40m ?  
3p目:リッジ。50m ?       4p目:リッジ。50m ?
5p目:岩場。10m ?
翌日の八ッ峰縦走のため、Dface頭まで偵察に行く。


9/6 快晴
勝亦=井村=鹿島パーティ
休養停滞。翌日のために源次郎尾根からのエスケープルートを偵察に行こうかと思ったが、同志社大山岳部さんから問題ないとの情報をいただいた。

小池=三木=井ノ上パーティ
BC(6:30)5・6のコル(7:00)八ッ峰頭(9:40〜10:10)剱岳(12:00〜12:30)BC(13:45)
八ツ峰縦走
コルからの登りでザイル1p40m。?峰からの下りで懸垂15m。?峰と八ッ峰頭のコルへ向
かうルンゼを行く。コルからザイル1p35mで頭まで。そこからはザイル出さずにピークまで。ピークから長次郎谷左股をつかいBCへ向かう。


9/7 快晴
勝亦=井村=鹿島パーティ
BC(4:25)−平蔵谷出合(5:25)−源次郎尾根?峰下部岩壁中央ルンゼ登攀開始(6:15)−源次郎尾根?峰上部岩壁成城大登攀開始(8:30)−?峰(11:15-45)−?峰(12:05-20)−剱岳本峰(13:15-14:30)−BC(15:30)
 勝亦リード。平蔵谷の雪渓で300mほどロープを出した。平蔵谷左岸に移り、少し戻って取り付きへ。5ピッチでF7の上まで行き、いったんロープをしまって簡単な段差とガレを成城大ルートへ。成城大は4ピッチで灌木帯へ。そこからロープをしまってハイマツと岩を登って?峰へ。
?峰からは登山口に履き替え剱岳本峰まで。?峰からの下りでダブル?ピッチのラッペルがあるが、他は歩きやすい道。山頂から岩場を下り、長次郎谷左股のガレを下ってBCまで。


小池=三木=井ノ上パーティ
BC(6:30)間違え富山大ルート(7:00〜8:00)魚津高ルート(8:20〜10:30)富山大ルート(11:50〜14:50)BC(16:10)
富山大ルートは実際の取り付きより左の凹角ハング下から取り付く。リードの小池が4、5m登ったところでパンプし、休み休み行くも、このまま登り続けるのは無理だと考え、取付から10m程の所にある残置ハーケンとシュリンゲを使い懸垂する。少し休憩して魚津高へ。
魚津高 1p目:凹角からカンテ上の終了点まで。30m ?+
    2p目:カンテ上を行く。40m ?
    3p目:リッジ〜草付。20m ?
もう一度富山大にチャレンジする。よくトポを見ると取付を間違えていたことに気付く。

富山大 
1p目:小ハングを左へまく。20m ?+
2p目:左斜上したあと、もろいチムニー。正規のルートより右を登り、2,3p目をつなげる。50m ?+
3p目:左のバンドを行き、faceをのぼりリッジへ出る。35m ?+
4p目:リッジ。50m ?   5p目:リッジ。10m ?


9/8 晴れ
勝亦=井村=鹿島パーティ
BC(6:40)−池ノ谷乗越(7:30)−三の窓(8:00)−チンネ中央チムニー〜aバンドbクラック登攀開始(8:50)−チンネ頭(10:20-50)−池ノ谷乗越(11:05)−BC(11:35)
 鹿島リード。井村の体調不良と怪しい雲行きのため、簡単なところを行く。4ピッチで。チンネからはクライムダウンで池ノ谷ガリーへ。

9/9 晴れ
小池=三木=井ノ上パーティ
BC(4:15)中央ルンゼ取付(7:15)名古屋大ルート取付(11:30~12:00)?峰頭(18:00)?峰頭付近(19:00)=ビバーク
オリオンが燦然とする空の下、長次郎雪渓を下っていく。平蔵谷の雪渓にきわどいクレバスがあり慎重に通過する。中央ルンゼへは、中央ルンゼを少し超えたところで雪渓を降りて、平蔵谷左岸バンドを下って取り付く。
中央ルンゼ 1p目:F2から取り付く。40m ?
      2p目:F4を左側のfaceをのぼり超える。50m ?
      3p目:チムニー。50m ?   4p目:トポのF7。40m ?−
      5p目:ビレー点の木から右へトラバースし草付交じりを直上。45m ?+
上部の小滝群をつめて、名古屋大ルート取付まで。
名古屋大 1p目:草付交じりのチムニーを直上した後、カンテを右へ回り込んでいく。50m ?+
     2p目:草付を右へトラバースしてバンドを核心手前まで。25m ?
     3p目:ハング下を左斜上しカンテに出る。正規のルートはそのカンテ沿いに登るのであったが、そこから左の凹角に入り、少しのぼる。左手にハーケンのラインがあったので、近くのリングボルトに鐙をかけて、体を振り子にして左にあるハーケンに鐙をかける。そこから、20m程上のテラスまでA1して、ブッシュ帯まで数mのぼる。すぐ上に太いハイ松があるところでザイルがいっぱいになったので、下のビレー点をのばしてもらい、ザイルを少し出してもらう。このピッチだけで3時間以上かかる。50m ?+ A1
     4p目:草付交じり。50m ?〜?  
     5p目:チムニー〜草付で尾根上まで。40m ?
トハン終了後、?峰頭からBCと無線連絡し、安全の範囲で行動する旨を伝える。途中からラテルネをつけて行動する。?峰頭で、暗くて疲れている状態の中、行ったことのない?峰からの懸垂や?峰コルからルンゼを行くのは危険だと判断し、かつ、天気図から今晩の天気が持つことも分かっていたのでビバークすることにする。?峰頭と懸垂点の中間あたりの適当な場所で、ツェルトをはりビバークする。BCに今晩はビバークし、明日の朝に行動することを伝えて、温かいポカリを飲んで寝る。

勝亦
BC(16:50)−平蔵谷出合(17:35)−剱沢やや上流(17:45-18:15)−BC(20:15)
三木パーティが心配になって無線交信をするべく向かう。交信がとれ、BCに戻る。

井村=鹿島パーティ
BC(6:15)−チンネ左稜線取付(7:45)−チンネの頭(12:30)−BC着(13:50)
つるべで登る。11p。核心の?級は硬く、簡単で快適。

9/10 晴れ
勝亦=井村=鹿島パーティ
休養停滞。三木Pと朝無線交信。

小池=三木=井ノ上パーティ
?峰頭付近(8:45)?峰コル(9:15)BC(10:10)
暖かくなるのを待って出発する。?峰コルへ35m懸垂で降りる。?峰コルから長次郎谷へのルンゼは問題なく下れた。BCで勝亦さんたちが甘いココアで迎えてくれる。

9/11 曇りのち晴れ
勝亦=小池=井ノ上パーティ
BC(6:00)−チンネ左稜線登攀開始(7:45)−チンネ頭(12:00-20)−BC(13:10)
小池リード。計10ピッチくらい。勝亦はクライミングシューズを忘れ登山靴で。

井村=鹿島パーティ
BC(6:10)−久留米大ルート取付(6:40)−Dフェースの頭(9:40)−八ッ峰の頭(11:00)−本峰peak(12:05−30)−BC着(13:10)
Dフェースの頭から踏み跡を辿り?〜?級程度の岩場を快適に登る。?峰への登りからの下降に15m懸垂。その後も?〜?級程度の岩場があり、八ッ峰の頭まで。頭から本峰peakまでは懸垂1回。15m。

9/12 雨
BC(6:30)−室堂(11:50-13:00)
 長次郎谷を下り剱沢を登って、剱沢小屋で全員揃い休憩。その後出発するが、少し遅れて出発した井村は皆の姿を見失い踏み跡を辿っていったが次第に不明瞭となり、はぐれる。とにかく稜線に出ようとして、踏み跡のようなところを登っていたところを、井村を探していた三木・小池・通りすがりのガイドさんに見つけられ合流。別山頂上方向へ向かっていたようだ。別山乗越付近では視界50、振られる風と雨。走れる夏道を室堂まで。
  • コメント (0)

新しくコメントをつける
題名
ゲスト名   :
投稿本文
より詳細なコメント入力フォームへ
 
コメント一覧
 
 
 
Copyright © 1996-2024 Academic Alpine Club of Hokkaido