OBの山行記録・ 2005年4月26日 (火)
五龍岳 東面 GV稜
【日程】 4月9〜10日
【メンバー 】 神谷(東京YCC, 千葉大WV OB) 清野(76年入部)
【ルート】 五龍岳 G5(V)陵
4月9〜10日 五龍岳 東面 G5(V)に行って来ましたので報告します。
当初、木下、神谷、清野の三人で行く予定でしたが、長門君(秀峰)が加わり、2Pに分け、各々G5 G7を登る事に急遽変更。
若い二人に先導され、楽々の登攀と思っていたのですが、グズグズ、ビチャビチャの雪に悩まされ続け、気合いの入った山行になりました。
条件さえ良ければ、ヒマヤラ襞に囲まれた五龍岳東面のど真中を登れる好ルートです。
【メンバー 】 神谷(東京YCC, 千葉大WV OB) 清野(76年入部)
【ルート】 五龍岳 G5(V)陵
4月9〜10日 五龍岳 東面 G5(V)に行って来ましたので報告します。
当初、木下、神谷、清野の三人で行く予定でしたが、長門君(秀峰)が加わり、2Pに分け、各々G5 G7を登る事に急遽変更。
若い二人に先導され、楽々の登攀と思っていたのですが、グズグズ、ビチャビチャの雪に悩まされ続け、気合いの入った山行になりました。
条件さえ良ければ、ヒマヤラ襞に囲まれた五龍岳東面のど真中を登れる好ルートです。
4月9日
4時に沼田を出発、8時に五龍遠見スキー場で合流。
天気は良くて暑いくらい、若い三人はドンドン行ってしまうので追いつくのが大変。
ノンストップて大遠見迄。積雪は多く、気温が高いため雪が締まっていない。
ワカンをつけて白岳沢を横断、ワカンをつけても膝迄のラッセル。
C沢をつめ、ブッシュの尾根に取り付き、G5にのびるルンゼに入る。
中間部に一部氷化した草付きが出て来てダブルアックスで越える。
尾根に上がった所に絶好のビバークサイトを見つけ泊。
G7を登攀している木下Pが良く見える、18:00過ぎ迄頑張ったようだ。
8:45 地蔵ノ頭〜 10:45 大遠見山〜 12:05 G5稜末端
〜 14:10 登攀開始〜16:45 BP
4月10日
6寺に登攀開始、気温も高く快適に登れたのは、最初の1ピッチのみ、昨日に続きグズグズの登攀。第一の核心部ジャンクションの岩峰は急傾斜の雪壁。トップの神谷君は、不安定な雪を力尽くでねじ伏せ登りきる。
コンテを交え、頂上直下のキノコ雪。小さい雪庇を切り崩し、古いシュリンゲを補強してC沢側に懸垂。ロープを引きずりルンゼからコルへ。上部雪壁から小規模な雪崩が頻発、コル直下で一発くらい、上部雪壁が突破できるのか心配になる。
上部雪壁は、コル正面のルンゼを登り、途中から左の緩いルンゼにトラバース、G5の頭の左の肩に飛び出し終了。
登攀時間9時間、最後迄、グズグズ、ビチャビチャの雪の苦労させられた。
もっと雪がしまっていて条件が良ければ、これ程時間はかからないと思うが、リッジ上は支点になるブッシュは少ない為スノーバー、デッドマンは必携。
5:50 テントサイト発 〜 7:50 ジャンクションピーク -8:15
~9:15 巨大キノコ雪 〜 9:40 上部雪壁下コル 〜 -11:50 G5頭
~ 13:00 五竜岳頂上 〜17:15 地蔵ノ頭 〜 18:00 駐車場
詳しくは神谷君のHPを http://climbing.x0.com/
大遠見から見る五龍岳東面。
白岳沢を横断、C沢をつめてGVに取り付く
G7稜とそれを登る木下P
ヒマヤラ襞と飛行機雲
絶好のビバークサイト
鹿島槍北壁と北尾根、G7稜
GV稜を見下ろす
巨大なキノコ雪
ヒマラヤ襞の中を登る
GVの頭とキノコ雪のGV稜
4時に沼田を出発、8時に五龍遠見スキー場で合流。
天気は良くて暑いくらい、若い三人はドンドン行ってしまうので追いつくのが大変。
ノンストップて大遠見迄。積雪は多く、気温が高いため雪が締まっていない。
ワカンをつけて白岳沢を横断、ワカンをつけても膝迄のラッセル。
C沢をつめ、ブッシュの尾根に取り付き、G5にのびるルンゼに入る。
中間部に一部氷化した草付きが出て来てダブルアックスで越える。
尾根に上がった所に絶好のビバークサイトを見つけ泊。
G7を登攀している木下Pが良く見える、18:00過ぎ迄頑張ったようだ。
8:45 地蔵ノ頭〜 10:45 大遠見山〜 12:05 G5稜末端
〜 14:10 登攀開始〜16:45 BP
4月10日
6寺に登攀開始、気温も高く快適に登れたのは、最初の1ピッチのみ、昨日に続きグズグズの登攀。第一の核心部ジャンクションの岩峰は急傾斜の雪壁。トップの神谷君は、不安定な雪を力尽くでねじ伏せ登りきる。
コンテを交え、頂上直下のキノコ雪。小さい雪庇を切り崩し、古いシュリンゲを補強してC沢側に懸垂。ロープを引きずりルンゼからコルへ。上部雪壁から小規模な雪崩が頻発、コル直下で一発くらい、上部雪壁が突破できるのか心配になる。
上部雪壁は、コル正面のルンゼを登り、途中から左の緩いルンゼにトラバース、G5の頭の左の肩に飛び出し終了。
登攀時間9時間、最後迄、グズグズ、ビチャビチャの雪の苦労させられた。
もっと雪がしまっていて条件が良ければ、これ程時間はかからないと思うが、リッジ上は支点になるブッシュは少ない為スノーバー、デッドマンは必携。
5:50 テントサイト発 〜 7:50 ジャンクションピーク -8:15
~9:15 巨大キノコ雪 〜 9:40 上部雪壁下コル 〜 -11:50 G5頭
~ 13:00 五竜岳頂上 〜17:15 地蔵ノ頭 〜 18:00 駐車場
詳しくは神谷君のHPを http://climbing.x0.com/
大遠見から見る五龍岳東面。
白岳沢を横断、C沢をつめてGVに取り付く
G7稜とそれを登る木下P
ヒマヤラ襞と飛行機雲
絶好のビバークサイト
鹿島槍北壁と北尾根、G7稜
GV稜を見下ろす
巨大なキノコ雪
ヒマラヤ襞の中を登る
GVの頭とキノコ雪のGV稜
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