坂本直行の遺品
- 詩誌「さとぽろ」創刊号〜6号
- お宿帳 4冊 (1936〜1960年)
- ブロンズ「直行さん」峯孝作レプリカ
- ピッケル 門田1932年製
- 木版画54点
- スケッチブック 136点
- 写真 多数
- 画材 クレヨン、コンテなど
- 家具ほか
直行さんのアトリエ兼住宅が解体されることとなり、直行さんのご遺族(以下坂本家)は所有していた坂本直寛(龍馬の甥、直行の祖父)以来の資料を「高知県立坂本龍馬記念館」に寄託・寄贈した。
直行さんの山関係の遺品については坂本家の御好意と龍馬記念館のご理解により、かかわりの深い北大山岳館に寄贈された。
1960年建設の直行さんのアトリエ兼住宅は芸術誌「さとぽろ」(創刊1925年)時代の友人で著名な建築家、田上義也の設計による。田上は次のように述べている(資料3)。
「『三十年も原野で雪かきをやってきたんでね、屋根の<雪下ろし>だけはかんべんしてくれよ』と直行さんの注文である。『ピロティ式のこの家なら、雪も自然にすべりおちるし、2.5mも地面から上がっているから土台だって、君の生きている間、いやそれ以上腐らないよ』と僕は言ったものだ。鍬を絵筆に代えて、三十余年の青春を原野に賭けたそのエネルギーが衰えないうちに、札幌に帰ってきた。彼の住居が出来上がったのは昨秋である。この開拓者の記念にもと、原野の家の古材を全部運んでもらって、屋根や梁に使いこんである」1.ヘルヴェチアヒュッテ八十五周年記念講演会 2.「マックス・ヒンデルと田上義也-近代建築家の活動記録」1996 角幸博(北大山岳館蔵)
3.「田上義也建築作品抄」1966年 北方文化研究会編
坂本直行のスケッチブック
(北海道新聞2015年7月3日朝刊)
坂本直行のスケッチブック
(北海道新聞2015年7月8日朝刊)
坂本直行のスケッチブック
(北海道新聞2015年7月9日朝刊)
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ブロンズ像 “直行さん” |