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現役の報告・ 2009年7月24日 (金)

【道南】オコツナイ川〜小田西川

【年月日】2009年7月17−18日(2−0)
【メンバー】L:田中宏(4 AL:小池(3 M:井村、鹿島(2
<時間とルート>
オコツナイ川河口(5:00)Co320滝上(10:30〜10:50)オコツナイ岳(16:00)小田西川Co560付近=C1(18:30 /7:00)小田西本流出合(7:45)小田西川林道終点(9:00)

 晴れ。河口から右岸踏み後を辿って入渓。河口付近の為か水量多く、また巨岩のゴーロ地帯の為徒渉や捲きを繰り返しながら進む。Co210の地図上の滝マークに直瀑25mの滝。右岸草付を捲く。泥壁のステップが決まらず、途中シュリンゲ垂らす。しばらく行くと函状になり、へつったりしながら行くと、水流が強くなってきてお助け紐1p fix。記録と照らし合わせて水量が多いことを認識する。すぐ8mの滝。ザイル出して左岸を直登しfix。途中RCCがあった。すぐ上に釜持段差。中行くには水量多く、左岸へつるも失敗し、右岸を小さく捲くことにする。出だし脆く細かい岩と泥壁をお助け紐1p出しfix。ワンポイントだが悪い。抜けるとすぐに次の釜持段差。水量強く、釜にすごい泡が立っている。右岸左岸を見つつ、散々悩んだ挙句泳いで右岸から水際を斜上。ハーケン打ってA1。お助け紐引っ張って fix。段差のすぐ先にも段差があり、屈曲しているが、屈曲部で跳ね返った大量の水がすごい勢いで跳ね上がってきていてその先を覗けない。残念だが諦めて右岸泥壁草付を捲くことにしてザイル1p 50m出しfix。泥が粘土質でよく滑りステップ決まらず、また岩肌の上に泥がベルグラ状に乗っただけのような箇所がいくつかあり悪い。屈曲段差先は記録通り大滝であった。大滝下の釜も洗濯機のようにグルグル回っている。大滝上の釜持段差も水量強く、時間がかかりそうだったので、その落口を目指して捲くことにする。高度感あるtrv.をお助け紐2p伸ばして落口まで。落口すぐ上に何でもない釜があるが、水量多く、流されると滝を落ちて釜につかまってしまうので気を遣う。

 
 すぐ上で小休止。時間読みをオーバーしているが、水量が強かったり、ザイル判断のミスが主な原因で、ここからは時間読み通り行けるだろうという読みで、小田西途中にテンパることにして先に進める。ここからは一変して河原歩きだが水量が多いようで周囲の草がなぎ倒されていた。Co470二股を左に入ると、bush近い釈然としない積丹系の河原歩き。途中段差がいくつか。Co740付近に2段20mの滝。右岸ルンゼ左脇にかかるハングした木にシュリンゲがかかっていたが、取り付いてみるとハングの木登りが非常に厳しく、木も全体重預けるのには信用ならないのでやめる。右岸ルンゼ上部ボロボロの泥の固まった岩壁を少し登り、左手の泥壁草付に逃げて直上。お助け紐1p fix。高度感はないが絶妙。この先はステップ切って泥壁trv.し、滝2段目の落口まで。その後もいくつかお助け紐垂らした似たような岩質のボロボロの小滝があった。Co820付近の草付スラブは、水量の多い正面右手草に隠された滑滝を登る。ザイル50m 1p引っ張りfix。沢型を詰めて、尾根上に出る。岩壁に当たり、基部をtrv.し、灌木、笹時々ハイマツのmixを漕いでオコツナイ岳まで。ピークからは北に進んで、小田西川の支流を下る。途中Mの一人がへばって、Lがザックを背負う。水が出てきたと思ったら伏流し、大分下ってから再度水が出る。Co800〜700付近の滝でab. 20m 1p。残置があった。この先少し行くと平坦になってbush近く、切り開けばどこでも泊まれそう。Co580付近左岸を切り開いてC1。

 
 C1からは苔むした河原歩き。途中再度伏流し、本流出合近くで流れが戻る。途中ぱらぱらと雨が降ってきて焦るが一時的なものだった。本流からは何故か水量が多い巨岩帯を、渡渉と捲きを繰り返して堤防まで。捲きの途中にはfixロープや所々ピンクテープがあった。堤防からは左岸を走る林道にのり、下山。

<パーティー>
2年班準山2.5回目。沢に対して、総合的に判断・対処できた。水流の強い釜や釜持段差・捲き等の泥壁草付・脆い滝等いやらしい所の通過できた。また、体力・緊張感持続の確認、長時間行動できた。パーティー全体として沢の危険認識甘い。

・ウエストポーチについて
 今回はLがザックを持っていかず、ウエストポーチのみであるという空荷同然で行ったが、連暴帯通過のザック釣り上げやそれに使う体力等、突破力・機動力といった面から、非常に進めやすかった。慣れればより突破力、スピードが上がると思う。反面重いものをウエストポーチに入れて歩いていると腹部・背部が締め付けられ、かつ普段使わない筋肉が痛くなり、不快調だった。また、重荷を背負っていないので、バランスを強いられる滝・捲きでのザイル・M判断が難しかった。今後は肩に背負えるずだ袋タイプのもので慣れて、メインに備えたい。
  • コメント (2)

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コメント一覧
BIL   投稿日時 2009-7-28 14:22
前日、前々日に雨が少し降っていたようですが、雨量を甘く見すぎたようです。水量多い分迫力ありましたが、ソエマツ南西面直登沢や大平冷水の事故を思い出し、頭を使いました。

ウエストポーチはメインを意識してやってみました。主にザック吊り上げや滝のリードにかかる時間が軽減されてスピードが上がった反面、腰に集中的に負荷がかかるで、河原歩きなどで逆に疲れました。沢の内容によっては有効だと感じました。

写真は撮っている気持の余裕がありませんでした。

今回はなかなか良かった準備山行だったと思います。
よねやま   投稿日時 2009-7-27 4:09
これも「スギタノ」山行っぽいですね。

手強いオコツナイの増水時は結構、絞られたことでしょう。

ウエストポーチとは新案ですね。確かに沢シーズンは、マットやシュラフを諦めれば、かさばる物は無い。しかしウエストポーチの利点は、ザックを降ろさずに中身を出し入れできる点であり、結構重い物を運ぶのであれば小さくてもザックのほうがやはり楽なんでしょうね。知り合いの沢ヤさんは、凄く小さいデイパックみたいなザックをぱんぱんにしてゴルジュ沢登っていました。

連縛の後のブッシュこぎもオコツナイピークには欠かせないフルコースですね。貫徹おめでとう。

二枚目の写真は、行ったことのある人以外には、意味不明の写真ですな。
 
 
 
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