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現役の報告・ 2010年10月11日 (月)

【報告】'10岩メイン北岳バットレス
【年月日】2010/8/24-8/30(7 days)
【メンバー】L鹿島(3 AL井村(3 M井ノ上 木城(2 岩田(1
<感想>
L:初リーダー。新たな視点から山行を見つめなおすことができた。とりあえず、このメンバーに感謝です。
AL:初のLSとしてのメイン参加。いろいろ足らない点はあった。次回に生かしたい。
M井ノ上:あ〜おもしろかった。じりつできるようがんばあろうとおもった。
M木城:おもしろかったです。
M岩田:概ね諸動作は問題ないと思う。登攀力不足を痛感した。
<時間とルート>
8/24 (Tue) 晴れ→曇り
広河原(8:00-11:25)白根御池小屋=BC
 新潟から芦安駐車場までは頑張れば8 hくらいで着く。芦安駐車場からはバスの予定だったがタクシーを使うことにした。バスに比べ\ 100高い(\ 1200)が,時間にとらわれず運転手の方がとても親切であるのでぜひ利用することをお勧めする。
 広河原からはきれいな夏道をBCまで。特に何もない。時間読みよりかかっているのは休憩を多く取ったから。テントを張った後,全員でC沢出合まで偵察に行く。明日のパーティ分けで鹿島-井ノ上,井村-木城-岩田のパーティに分かれる。井村パーティは飯をこぼすやら醤油をこぼすやらの大惨事だったそうな。

8/25 (Wed) ド快晴→曇り→雨
A:鹿島-井ノ上パーティ
BC(4:50-6:30/7:00登攀開始)bガリー大滝(8:00-8:30/8:40登攀開始)第四尾根主稜(12:40-13:20)北岳peak(13:30-15:00)BC

 偵察を昨日していたのでスムーズにC沢まで。Bガリー大滝に取り付くと先行パーティが1組取り付いていた。30分ほど時間待ち。ルートは明瞭でチャレンジアルパインクライミング(以下CAと省略)のトポ通り。
・bガリー大滝(以下、全て体感グレード)
?20 m ? 井:右手の赤褐色のクラックを登る。

?40 m ? 鹿:階段状のスラブから凹角。
 bガリー大滝の終了点から第四尾根主稜までの取り付きは計画書の通りであった。4オネと岩に書いてある。これもCAのトポ通り。
・第四尾根主稜
?15 m ?+ 井:ヒドンスラブを登る。その後はノーザイルで踏み跡まで。

?30 m ?- 鹿:つるりとしたクラックでクラックに足が入らない。左横のスラブを使う。その後の草付きフェースは簡単。右から捲いて登ることもできそう。ピンわずかだがビレイ点はしっかりしていた。
?35 m ? 井:草付き混じりのフェース。リッジの左気味35mさらに10m右上。白い岩の下に出る。ロープの流れが悪くなることに注意。

?40 m ? 鹿:緩傾斜の「白い岩」クラック。快適。
?20 m ?- 鹿:リッジ。実に簡単。
?35 m ? 井:3mの垂壁が厳しい。A0もできた(?)。その後リッジ(?)をマッチ箱の頭まで。ここでピッチを切る。
dガリー側へ10 m懸垂。
?30 m ?+ 鹿:バンドの右端から取り付き、フェースを登る。支点が少ない。CAでは?と?をつなげることも可能と書いてあるが厳しいだろう。なおこのピッチは懸垂の仕方を考えればカットできそう。

?20 m ?- 井:左へトラバース〜凹角で枯れ木のテラスまでが正規だが,右のスラブ状のカンテ(?‐)を行く。見た目より難しくなく,ロープの流れも良いのでお勧め。
?45m ? 鹿:バルジからザイルいっぱいまで。おそらくトポの?級を含む。
非常に多くの人が登っているルートなので他のパーティがいる可能性が非常に高い。そのことを考えた上で行動すべき。今回に関しても全体的に先行パーティを待つことが多かった。終了点からは20分ほどでピーク。途中の下りで雨が降り始める。萎えた。
B:井村-木城-岩田パーティ
BC(4:50-6:50/7:20登攀開始)bガリー大滝(8:20-10:20/10:30登攀開始)第四尾根主稜(14:00-14:30)北岳peak(15:00-16:50)BC

 ルートの詳細はAパーティを参照。bガリー大滝を登り終えた後、第四尾根主稜に行く踏み跡を間違え,2尾根に上がる踏み跡に入る。ぼろぼろのルンゼをノーザイルで詰め、登りきったところでc沢側に草付の斜面を懸垂。25m。後は第四尾根終了を登る。
リード
bガリー大滝:井井 第四尾根主稜:井井井井井井木木木

8/26 (Thu) ド快晴
レスト。木城以外の4人は二股までボルダリングに出かけた。

8/27 (Fri) ド快晴→曇り→雨
A:鹿島-井ノ上-岩田パーティ
BC(4:00-5:30/6:00登攀開始)第五尾根支稜(7:00/7:10登攀開始)dガリー(10:00/10:10登攀開始) Dガリー奥壁(13:30-14:00)北岳peak(14:10-15:30)BC


c沢右岸を詰めると道があるとの情報だったがその道が分からずとりあえずd沢を詰める。d沢は登りやすいが途中Mにシュリンゲを垂らすところもありあまりお勧めできない。後にしっかりとした道を発見することになる。上部でc沢右岸の尾根の踏み跡に合流しそのまま取り付きまで。第五尾根支稜は非常に快適な好ルート。
・第五尾根支稜
?15 m ?- 鹿:広いバンドを左上。
?45 m ? 鹿:フェースからカンテ。終了点にブッシュ使用。
 dガリーに出てすぐにルンゼ。簡単だが少し苔むしているので念のため岩田のみ確保。35 m。?〜?-くらい。その後ザイルをしまうが、20mほど上がったところでザイル出す。トポではノーザイルでも行けると書いてあったのでとりあえずザイル1本で井ノ上はプルージック、岩田は確保で登らせる。結局5p程?〜?+級程度の岩場が続いた。普通にザイルを出すべき。鹿島が3p、井ノ上が2pリード。途中のピンがほとんどないためRFが問われる。Dガリー奥壁の取り付きは顕著な4段ハングと広いテラスが目印。計画書通り「4」と赤ペンキで書いてある。
・Dガリー奥壁
?20 m ?+ 鹿:四段のハング〜クラック。四段目のハングを越えるところが核心。信用できるかどうかは微妙だが、要所にA0 用の残置スリング有。その気になればAA1もできそう。残置は少ないのでカム類は必須。最後のクラックは左のスラブを登ることもできる。岩田A0。

?30 m ? 井A0:クラック〜右上のつるつるスラブ。徐々に厳しくなっていくクラックを越えると最後につるつるのスラブが待ち構えている。右の遠いフットホールドを使うと楽。岩田A0。

?40 m ?+ 鹿:スラブ~枯れ木テラス。途中雨が降って来たのでD奥壁を諦め、四尾根の枯れ木テラスまでザイルを伸ばすことにする。
?20 m ?+ 井:チムニー。典型的な内面登攀。雨がやんだので枯れ木テラスからトラバースしてチムニーを登る。支点が少ない。

?20 m ? 井:ほとんど傾斜がない岩盤歩き。
 Dガリー奥壁はバラエティに富んでいて非常に良いルート。1,2p目が特に快適。残置ピンは期待できないのでカムを多用する。ピークでメール受信に頑張るMを置いて草滑り経由でBCまで。途中雨が降り萎える。途中無線連絡をしようと思ったが連絡が取れず、BCに到着してから無線を開放しBパーティの連絡を待つ。16時を過ぎても連絡がないのでLが救助の準備をし始めた矢先に草滑りを降りるBパーティの姿を確認。無線の端子部分が変形して無線が使えなかったようだ。
B:井村-木城パーティ
BC(3:50-5:40/6:00登攀開始)ピラミッド下部(6:50-7:20/7:30登攀開始)下部フランケ(10:50/11:00登攀開始) Dガリー奥壁(14:30)北岳peak(14:40-16:50)BC

 d沢を詰めて取り付きへ。dガリー大滝を登るつもりであったが、ピラミッドフェースの下部から横断バンドをトラバースしてつなげることにする。
・ピラミッドフェース下部
?35m ? 木:快適なフェース。
?50 m ? 井:横断バンドをトラバース。
下部フランケの取り付きまではフェースを登る必要があったのでザイル出して登った。(5.8~5.9程度)MはA0。しかしこれがあとになって間違いであったと発覚する。実際のところ正規の3p目から登っていた。下部フランケは全体的にピンがわずか。
・下部フランケ
?10 m ? 井:木城A0。
?40 m ?+ 木:脆いチムニー〜凹角。
?25 m ?+ 井:正規の5p目25m分を登る。
?45 m   木:10m左上し、トラバース。
Dガリー奥壁は2p目終了後雨が降ったため四尾根にトラバースして進むことにする。あとはBCまで。
Dガリー奥壁:木(A0)井木井 (3p目以降はAパーティと同様に第四尾根へ)

8/28 (Sat) ド快晴
レスト。岩田以外の4人は二股までボルダリングに出かけた。二股のボルダリングはところどころにリングボルトが打たれた岩などがあり支点を強化すればロープを張って遊ぶこともできる。


8/29 (Sun) 晴→曇り→雨
A:鹿島-井村-岩田パーティ
BC(3:45-5:30/5:45登攀開始)ピラミッドフェース(13:45)ピラミッドフェースの頭(第四尾根終了1p目終了点付近)(13:45-16:45) BC

時間がかかることが予想されたので朝早くに出発。取り付きは非常に明瞭。
・ピラミッドフェース


?35 m ? 鹿:快適なフェース。
?35 m ? 鹿:草付きバンドを左にトラバース。
?40 m ?- 鹿:右上してフェース。
?20 m ?- 井:右上してフェースを登る。崩壊したハング下バンドの右端に終了点がある。
?15 m ? 井:ぼろぼろのバンドを左へトラバース。

?15 m ? 井:ぼろぼろのバンドを右上。
?35 m ? 井:コーナークラック。岩田A0。
?20 m ? 鹿A0:最初の2手が厳しい。体を突っ張ると登れる。岩田Fall & A0。

?40 m ?- 鹿:逆層のフェース。支点が人工で登れるくらい豊富とのことだったがほとんどない。岩田A0。
?20 m ?+ 井:堅いフェースを左上〜垂直のコーナークラック。岩田A0。

?25 m ? 井:スラブ。今回はハーケンを打ち手前でピッチを切ったが、第四尾根主稜の1p目終了点のやや下に出るのでそこまで伸ばすとよい。(40m)
ピラミッドフェースは支点がかなりぼろぼろであったのであまり登られていない印象を受けた。しかし、登攀内容は素晴らしく、特に7p〜10p目の?級が連続する4pは最高である。下降は30 m懸垂1p。ヒドンスラブ25m懸垂1p。cガリーを降り、二尾根末端の踏み跡を越えてbガリー大滝へ。懸垂は25m→25m→50m→25mの計4p。先行していた2年生パーティが支点を補強してくれていた。上部の懸垂下降点付近は落石に注意。後はBCまで。1年目には少々厳しい。

8/30 (Mon) ド快晴
下山日。下降は二股に出てから大樺沢を下るルートをとった。下りはこっちのルートの方がおそらく快適。広河原のタクシーの運転手の方はとてもいい人でごみを引き取っていただきジュースもいただき、さらには芦安の温泉のタオルをプレゼントしていただいた。まさに至れり尽くせりである。次回訪れる時はぜひ利用したい。

<パーティ>
岩メイン貫徹!
L:全体的に慎重に判断できた。
AL:RF不足。
M2:よく頑張った。積極的なリード。
M1:ひたすら頑張った。

<天気について>
 ほぼ毎日13時ころから夕立に襲われた。雨は1h程度でやむが、岩が完全に濡れてしまい登攀ができない状態になる。特にバットレスは濡れるとフリクションが全く効かず、しかも細かいホールドのルートが多いため敗退を余儀なくされる場合が十二分に考えられる。このような天気が1週間連続していたので、中央稜には行くことができなかった。なお、中央稜にどうしても行きたいのであれば少々ナンセンスではあるがピークから踏み跡を下り、懸垂1pで枯れ木テラスに降り登ることも可能である。
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