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書評・出版・ 2007年1月18日 (木)

書評・山わたる風/(米山84年入部)

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山わたる風
伊藤健次
2006.7.21
A5版1800円

山スキー部OB、同世代の写真家伊藤健次の写真文集。2002〜2004年、朝日新聞(北海道版)で連載していたものの再編集とのこと。本人からの年賀状で推薦してあったので買った。


写真の動物たちがどれも表情を持っている。木の穴の中であくびするテン、降る雪を見上げるエゾシカ、草の茎を振り回すリス、広い風景の中のエゾシカの群れにさえ表情がある。こういう絵はなかなか撮れる物ではない。山を登る技術あっての過ごす時間であり、過ごした時間あっての写真だと思う。

デルスゥ、劉連仁・・・。北海道の天然に身を置けば連想する人への感傷も共感できる。

画と写真の違いはあるが、串田孫一、上田哲農を思い起こす間があると思う。同世代の写真家が北海道の天然をテーマに良い画文集を出したのがうれしい。この10数年、僕が寄り道ばかりしている間に伊藤健次は確かな経験を積んで確かな言葉を手に入れたと思った。

同世代といえば、恵迪寮で同じ部屋だった佐川光晴が今回も芥川賞を逃した。賞は逃しても小説がおもしろければそれで良いけれど。

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