現役の計画・ 2004年7月20日 (火)
8月下旬 沢メイン知床(8−4−1)
L:市川(3 AL:見瀬(3 M2:勝亦 中島 M1:澤田 寺尾 吉田
Route
1日目 モセカルベツ川河口(8h)Co1100付近=C1
Tactics
1日目 モセカルベツ川河口(8h)Co1100付近=C1
河口より右岸の林道を行き、終点から入渓。Co300にF1、右岸をのぼる。Co400にF2、右岸直登20m、難しくない。Co400から先はずっと滑状。Co480にF3、左岸をまく。Co550とその先にF4、F5、容易。Co680二股は左股を行く。Co800で水が涸れる。Co800にF6、2段30mは左岸を行き、最後のチムニーはザイルを出す。その後雪渓がある。Co1070二股の左股を行き、少し上でC1、草原の良い天場。2日目 C1(2h)知円別分岐(1h)東岳北ぽこ(4.5h)ポンルシャCo620=C2
C1から沢型をつめ夏道上へ。ヤブこぎはほとんどない。知円別分岐から踏み跡を使い東岳北ぽこまで。そこから東に伸びる尾根につけられた踏み跡をたどり、ショウジ川の源頭に入る。Co900付近で尾根をのっこし、ポンルシャの源頭に入る。Co620くらいを切り開いて泊まる。3日目 C2(3.5h)ルシャ出合(1.5h)コタキ川出合=C3
Co520の30m2段のFは左岸をまく。Co300の25mの函Fは右岸をまく。河口は熊に注意。4日目 C3(7h)Co680三股=C4
コタキ川Co180の函は左岸をへつる。Co330〜370くらいの函とFは右岸を大まき、踏み跡あり。その後いくつか函とF、問題なし。Co680三股でC4。5日目 C4(6h)知床岳(4h)知床沼=C5
Co680三股の中股のFは左岸からまく。Co850付近の涸れFは真ん中を直登。東寄りに沢型をつめ、踏み跡にあてる。知床岳へ。ピークからは踏み跡を行き、知床池経由で沼まで。6日目 C5(7h)オキッチウシ河口=C6
ポロモイとのコルに続く踏み跡をたどり、オキッチウシ川源頭へ。Co450付近に20mと10mのF。右岸をまとめてまく。その後は踏み跡を利用して河口まで。7日目 C6(8h)岬=C7
海岸歩きはイタシュべワタラで1回、ウニの沢付近で2回、獅子岩手前で1回泳ぐ。干潮時を狙う。8日目 C7(1day)相泊
カブト岩まで海岸。カブト岩はfixあり。ペキンの鼻はまき道がある。メガネ岩、剣岩は容易。観音岩はfix、下りがいやらしい。あとは海岸を相泊まで。
Tactics
停滞4日、予備1日。停滞は知円別のっこしに2日、知床岳のっこしに2日、海岸歩きに予備1日。オホーツク海Hでガス低温、太平洋Hで晴れ。入山は天気読んで入る。台風来たら下山。エスケープは知円別岳から夏道、ルシャ河口から林道、知床沼から夏道ウナキベツ川沿い。視界必要なのは2日目と5日目、2〜300。海岸では干潮を狙う。岬で漁船つかまえるかも。Party
Ls:Rf、天気、ザイル、エスケープ判断、Mの面倒を見る
M2:前を行く、判断に加わる
M1:体力、根性
L: ’02 知床貫徹(6−1)
’03 中部日高(8−2)
AL:’02 8の沢カール引き返し(4−1)
’03 大雪貫徹(6−2)
(装備)
夏天、ポール、鍋、茶、のこ2、無線、ローソク、熊スプレー、蚊取り線香、文化たきつけ、(Lsのみハンマー、ハーケン3)ザイル9mm50m、回収用シュリンゲ、夏山個装
(準備山行)
漁川〜漁岳〜オコタンペ湖(2−0)
白水川〜中岳〜薄別川(2−0)
暑寒別川〜暑寒別岳〜箸別川(3−0)
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現役の計画・ 2004年7月20日 (火)
8/23〜29(4−2)
L三木 AL山下 M平塚 辻
Route
Party
岩間温泉から入山。音更川に入る。天狗のコル。ニペソツアタックしてC1。ヌプン九の沢下る。上部ガレ。Co1300より上は小滝の連続。abするかも。Co1120二股から河原歩き。九の沢出合からぼろい林道を温泉小屋まで。C2。沼の原沢川に入る。Co860までかすかなブル道。沼の原沢川は何もなし。ペテトク沢にのっこす。Co1140二股でC3。大石狩沢に入る。大石狩沢出合まで林道。Co1270の二股の右股に5mの滝。右岸捲き。Co1500の二股右股に二段の滝。直登。その上にチムニーの滝。左岸を捲く。上に5mハングの滝。左岸を捲く。Co1600付近には雪渓があることも。Co1650二股を左股に入ると小滝、ナメ滝の連続。
時間
岩間温泉(5h)天狗コル(4h)ニペソツAtして天狗コルC1(8h)温泉C2(5h)ペテトクコル(1h)Co1140二股C3(5h)石狩岳(3h)岩間温泉(0,5h)十勝三股
天気・停滞・進め方
停滞2(低気圧待ち)。小雨まで行動。天狗のコルには水上げする。天気によりニペソツAtカットもあり。
C3で停滞を使い切った時は石狩沢から大雪湖を林道下山(4h)
ヌプントムラ温泉で5泊した時は林道下山で曙橋まで(5h)
最終日のっこしあり。最終下山17:00十勝三
遭対は小山行扱い
Party
L:ザイル判断、雪渓処理 M:生活行動技術、緊張感の維持。
(装備)
鍋 茶食器 鋸2 熊スプレー ザイル9mm50 回収用シュリンゲ4mm50 水筒(各自2L) ハーケン(アングル2、ブレード2) バイル 捨て縄 テント 無線 草鞋3 蚊取り線香 蝋燭
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現役の計画・ 2004年7月20日 (火)
8月 (4-2)
L市川(3 AL見瀬(3 M2中島(2 M1澤田 平塚 辻
Route
一日目 赤石川堰堤(3,5h)滝川出合い(6h)泊り沢出合い=C1
Tactics
一日目 赤石川堰堤(3,5h)滝川出合い(6h)泊り沢出合い=C1
堰堤から、左岸の巻き道を頼りに行く。滝川出合いまでに渡渉あり。出合いからCo410石滝まで何もない、石滝は右岸を登る。Co480魚止めの滝は、右岸を高巻くか、右岸の水流際を登る。二日目 C1(4h)稜線(7,5h)西の沢出合いC2
小滝をいくつか越えて、CO660に10mの黒滝、左岸のガレ場を利用し小さく巻くか、左岸直登。その後も小滝が出てくるが、全て直登可。Co700三股は右股を行き、ヤブ漕ぎほとんどなしで、滝川へ下りる。上部に10mの滝2個、ともに巻く。そして、2段30mの大滝、左岸を大高巻き。CO620に函、問題なし。Co560の10m滝(地図上3個目)は左岸を巻くか、AB。Co510のアイコガ函(地図上1個目)は、3段の巨大な滝、左岸巻く。三日目 C2(2h)コル(3h)追良瀬出合い(5h)白神岳C3
西の沢は小滝が3つあり、ぬめっている。巨岩帯もある。コルへのヤブ漕ぎは楽。逆川はCo580に滝があり左岸巻く。他の小滝は問題ない。ウズラ石沢の核心はCo600付近のS字ゴルジュ、両岸をヘつることも、中を行くことも可。源頭部はテープを頼りにPEAKまで。 四日目 C3(5h)十二湖
PEAKから十二湖まで夏道、その後国道へ。
Tactics
2日目まで天気を読んで入山。停滞は2日。減水待ちは最大3日かかる。エスケープは、西の沢出会い(2h)コル(2h)真瀬岳(1,5h)林道(4h)国道。雨でも、増水しないようなら行動する。沢の出合いは泊れる場所も多い。最終日下山はしない。最終下山17:00Party(予定以外の天場)
- 白雲岳避難小屋
- ヒサゴ沼避難後小屋
- 美瑛富士避難小屋付近(または北側斜面Co1300付近)
- 前富良野岳と富良野岳とのコル南側
L-s Rf、天気、ザイル、渡渉判断、Mを見る
M2 前を行く、口出し
M1 体力
(装備)
夏テン、ポール、ノコ2、なた、鍋、茶食器、無線、ローソク、文化焚き付け、蚊取り線香、ザイル40m、回収用シュリンゲ、L-sはハーケン・ハンマー、各自わらじ2含む他夏山個人装備
(備考)
今回リーダー一人に一年目が一人というパーティー構成だが、小山行では十分考えられるパーティー構成である点。この時期春メインを終えて二年生になっており、このような構成で例年高いレベルの山行を組み始める時期である点。携帯電話が旭岳、白雲岳避難小屋、忠別岳、五色岳、トムラウシ山、オプタテ以南の稜線上で使用できること(天気に左右されることがある。メールのみ。)停滞4日と少なめに取ってある点。これらを十分に考慮してほしい。尚、例会で指摘があったようにMに主体性をもたせた準備山行(白井岳・余市岳)を行う。
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One Day Hike・ 2004年5月15日 (土)
雁ガ腹摺山(1,857m)の結果
北大山の会東京支部・木村俊郎
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現役の報告・ 2004年4月19日 (月)
4月14〜18日(4−1)
L馬詰(5) M中島(2)
Route
14日 晴れ後曇 姿見駅11:15−旭岳12:45−白雲岳避難小屋15:20
−H 9:45−富良野岳11:40−前富良野とのコル12:30〜13:10−前富良野岳14:10−ベベルイ16:30
携帯電話について:
感想
14日 晴れ後曇 姿見駅11:15−旭岳12:45−白雲岳避難小屋15:20
4月3日に一度石室で引き返し、二度目のトライ。寒冷前線の通過のはずだが旭岳温泉につくとよい天気。ロープウェーで上り、歩き出す。石室を過ぎてすぐアイゼンに変えて快調に上る。頂上につくころから風が強くなってきて曇ってきた。外輪山につくと強風で振られる。アイゼンで白雲岳のコルを目指す。雲は高いところを行くので雲に巻かれる心配はとりあえずなさそうだ。白雲避難小屋は立派な小屋で、埋まる心配もない。二階から入り快調な一夜。夜から冬型になり、かなりの風が吹いていた。15日 曇 白雲岳避難小屋5:45−忠別岳8:20−ヒサゴ沼避難小屋10:50〜11:40−トムラウシ山14:45−三川台Co1660 16:30
朝起きると風は少し弱まっている。歩き出そうとするが真っ白なので一時間ほど待つ。すると時々視界が出るので出発。風は強く昼過ぎまで振られる風が吹いていた。ハイマツや岩が出ているし、強風でクラストしているのでシーズリ。すると途中でシールの後ろの紐が切れる。岩が出ていると弱いようだ。忠別岳につくころから視界も出てきて一安心。五色岳からは磁石を切りつつヒサゴ沼へまっすぐ下る。風でかなり消耗したので避難小屋で一休み。立派な小屋で二階から入れるが、ドアが開いていて中は雪まみれだった。茶を飲んで出発。天沼へ続く沢型は雪崩の危険があるので右岸の尾根を上る。天沼でのっこすか否かで小一時間ほど悩む。引き返そうと思った瞬間晴れてきた。Mも「行きましょう!」とのことでのっこす。トムラは西側に回りこみ空身でアタック。十勝連邦が美しい。その後は三川台まで相変わらず強風とクラストのためアイゼン。三川台の少し東の崖マークが途切れているところから下に下りる。バックステップが一ヶ所でカール状へ下れた。三川台からの尾根の下まで行きブロックを積んでテントを張る。16日 雪のち曇 三川台5:30−1404コル8:50−オプタテ11:20−美瑛富士避難小屋13:15
朝は雪が降っているが視界はある。今日もクラストしているのでアイゼンで行く。コスマヌプリで視界がなくなり磁石で1404コルへ下っていく。コルに着くとオプタテがかなり大きく聳え立っていた。黙々と登るがやたらに長い。頂上付近から風が強くなり振られる。頂稜は少し細くなっていて強風下では少し緊張する。Mの意向でしっかり石垣山も踏んで美瑛富士避難小屋へ下る。埋まっていて屋根しか出ていなかった。掘り起こして入る。17日 吹雪 停滞
予報では低気圧が通過して午後から晴れる予定だったが一日猛吹雪。ドアを空けると吹き込みが激しく閉めるのが大変で一日中小屋の中。ビニグソを伝授した。18日 晴れ時々曇 美瑛富士避難小屋4:15−美瑛富士4:50−美瑛岳6:05−十勝岳8:40
−H 9:45−富良野岳11:40−前富良野とのコル12:30〜13:10−前富良野岳14:10−ベベルイ16:30
やっと予報があたり朝から待望の晴れ。早起きして出発。美瑛富士、美瑛岳と行く。Y'への下りは岩が出ていて少し手間取る。昨日の新雪で吹き溜まりができ雪面はいやらしいところが多い。十勝岳をのっこすと久々のトレースがある。上ホロでは人とすれ違う。大して長い期間入っているわけではないのに、やたらと懐かしく感じる。雲行きがあやしくなってきたので先を急ぐ。富良野ののっこしは、丁度風が強くなりがんばる。頂上手前の雪稜が発達していて所々ナイフリッジになっている。Mには厳しそうだったが、しっかりとトレース切って着いて来てもらう。頂上はまた強風。前富良野とのコルへは強風とダンゴのためしんどい。コルに着くと天気は良くなりやっとこの時期の山みたいな天気になる。しばしの休息。やっと出番のきたスキーを履き出発。Co1520くらいでアイゼンに変え前富良野岳へ。頂上からは南東尾根へ入っていく。ダンゴになって危ないのでアイゼンの上からビニールを履く。南東尾根の上部はハイマツが少し出ていて良かったが、吹き溜まりが激しいときは雪崩れそうだ。Co1300でスキーに変えあとは快調なザラメスキー。林道はよく分からなかったのでベベルイまで林の中を滑っていく。畑に出て貫徹!そして今回もバスの時間が迫り最後はランニング。4分前に着けた。
(写真:三段山からみた十勝岳,同日澤柿撮影)
携帯電話について:
今回は逐一現在地をメールで伝えた。稜線上のほとんどで使えた。ただ、天候に多少左右されるとは思う。Party:
スピーディーに動けた。天気が不安定で予報もあてにできず読みきれなかった。
L:思い入れは強かったが、無茶することなくしっかりと判断してこれた。
M:体力・諸動作ともに十分。細いところもしっかりついてきた。風の行動もよくがんばった。
感想
馬詰:念願の縦走。二度目で貫徹でき本当によかった。大きな山をダイナミックに登るのは快感だった。これからは大雪十勝を安心して眺めることができると思う。心配し見守ってくれた方々にも感謝したい。
中島:始まる前はしっかり歩き通せるか不安だったが、強風の中昇天することもなく貫徹できてうれしい。今回の山行によって自分の中のいろいろな面で自信がついたと思う。
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現役の報告・ 2004年4月2日 (金)
敗退 4/1(1−0)
L澤田浩子(3 AL見_宏尚(2 M斎藤基比古 柴谷章仁 村松俊輔(1
<Time & Route>
3月31日 札幌から豊浦を経て函館へ、函館からフェリーで青森へ。八甲田ロープウェイ駅駐車場にてC0。
4月1日 曇り 風強い
3月31日 札幌から豊浦を経て函館へ、函館からフェリーで青森へ。八甲田ロープウェイ駅駐車場にてC0。
4月1日 曇り 風強い
八甲田ロープウェイ終着駅(11:15)・1521引き返し(12:00)ロープウェイ終着駅(12:50) 強風でロープウェイが動かず時間待ち。動き出したのでロープウェイで終着駅へ。雪が非常に硬く、最初からシーズリストックつぼで行く。駅からたも田茂やち萢岳北の平らな部分には竹竿の道標がある。・1521への尾根は夏道がわかる。・1521で視界がなくなり、風も強く、雪が硬くEPなしでは滑落の危険があるため引き返す。帰りは田茂萢岳ピークを経由してロープウェイ駅に戻る。下りのスキー場も雪が硬く大半シーズリつぼで下りた。<Party>
下山後翌日と翌々日の雨の後再度入山するか話し合ったが、やはりEPなしでは危険だと思われたため帰札を決めた。
EPを持っていくべきであった。スキーは楽しむどころではなかった。
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現役の報告・ 2004年3月27日 (土)
3月20〜26日(7−0)
L馬詰(4 AL三木(4 M 斎藤 勝亦 中島(1
Route
19日 車で一日かけて羅臼の熊の湯にC0。熱いお湯で入るのは大変。
20日 晴れ後曇 熊の湯5:10−Co260 6:40〜9:15−Co1040 13:30
Party
19日 車で一日かけて羅臼の熊の湯にC0。熱いお湯で入るのは大変。
20日 晴れ後曇 熊の湯5:10−Co260 6:40〜9:15−Co1040 13:30
スキーをはいて出発。知床大橋から羅臼南東尾根に取りつく。するとすぐにMのスキーとビンディングが分離。仕方ないので一度Lと町に下りて直してから出直す。南東尾根はCo900くらいまではブッシュ。そこからは硬くなるのでアイゼンに変える。みな重荷に苦しんでいたので、Co1040でブロックを積んでC1。21日 曇後晴れ C1 5:40−羅臼岳8:30−羅臼平9:15
昨日の夜は少し雪が降った。朝から山の方は雲がかかっている。Co1100からは急斜面で慎重にステップを切っていく。上部に出ると風が少し出てきた。頂上付近は視界が100〜200。ドームの下に荷物をデポして空身で頂上へ。風が強い。羅臼平に下ると視界が50以下に。南側のCo1320付近でイグルーを作る。すると、12:00にガスが取れ快晴。流氷が遠くに望めた。夜、隙間からの吹き込みが激しいので中にフライを張って寝た。しっかり塞ぐべきだった・・・。22日 快晴 C2 9:20−知円別岳13:40−ルシャ山の先Co580 16:40
朝、外に出るとホワイトアウト。昨日のように晴れることを祈りつつ、イグルーの隙間を埋める。すると9:00に快晴。喜んで出発。快晴の稜線は実に気持ちが良い。オッカバケ岳付近は東側を捲いていく。ここいらはスキーで行けた。だんだん暑くなってきた。知円別を越え、東岳付近から東側をトラバースしつつルシャ山に下りていく。遭難現場で黙祷し、さらに下る。途中でM昇天するが、タンネ帯までは下ろしたいのでがんばってもらう。Co600からタンネ帯。C3とする。結局、天場までアイゼンであった。23日 快晴 C3 7:10−ルシャ川Co170二股 8:10〜30−862北コル14:00
今日も快晴だ。スキーを履いて快調にルシャ二股まで。二股ではクロテンが遊んでいた。平和だ。少し口をあけた川で水を汲みルサ山へ登っていく。今日も暑い。スキーが下駄になり不快調だ。862北コルは西側にタンネが少し生えている。しかし、荒れたらイグルーだろう。シュラフを干してのんびりする。ところがALがピッケルを落としたことに気づく。仕方ないので、ALは器用にストックをストーブで熱して曲げ、ピッケル代用品を作る。岬まではこれで、海岸でピッケルが必要なときはロープを出すことで対処することにする。24日 快晴 C4 5:10−知床岳7:45−ポロモイ台地9:45−ウィーヌプリ南ポコ南コル12:00−岬手前Co110 16:45
今日も快晴。アイゼンで登っていく。1182とのコルに荷物をデポし知床岳をアタック。頂上直下に天場の跡があった。こんなところにテントで泊まる人もいるのかと驚く。ピークからは連山と岬の方へ細くなる半島が望めた。ここは携帯電話が使用可能なのでメールを送る。ポロモイ台地に下りたところでスキーに変え順調に進む。ポロモイの先は、捲けるポコは捲いていく。ウィーヌプリ南コルの手前でどんどん細くなる半島を見て今日中に岬に行きたくなって行くことにする。ウィーヌプリ南ポコからはアイゼンに変えたりもしながら捲けるポコは捲き時間短縮する。ウィーヌプリからは尾根が細くなり所々岩も出てくるが特に問題はない。尾根を下りきったところではキツツキが木を打っていた。日暮れが迫り体力切れでもあるので気持ちの良いタンネ帯でテントを張り焚き火をする。スキーは勢い良く燃えた。疲れてはいたが充実感の一夜であった。25日 曇 C5 7:15−岬7:45〜8:30−ペキンの鼻北14:20〜16:20
出発するとすぐに岬の草原に下る。喜ぶ。海岸には流氷の残りがあり、はじめて見る氷に乗って遊ぶ。ALがウニを取ったが身は入っていなかった。海岸は風が強く寒い。カブト岩付近には鹿の死体がたくさんあった。今から登る崖から落ちたかと思うと気が引き締まる。カブト岩は100m程雪のルンゼを登る。上部は急で条件悪ければロープがいるだろう。下りは適当に下れるが所々急。念仏岩はルンゼを50mほど登り最後にfixロープ掴んで上がる。下りはfixロープを掴んで。その後はひたすら海岸歩き。ペキンの鼻手前で、L-sとMの間が余りにも開くので泊まることにする。26日 雨のち雪 番屋7:10−相泊16:15〜16:45
予報では雨だが起きると降っていないので出発する。するとすぐに降ってきた。ペキンの鼻は番屋のすぐ先から台地に上がり大播きする。下りは捲き道がある。その南、剣岩までも正午が干潮のためか特に問題となるようなところはない。アイゼンの前爪を使うというところ(船泊)もプラ靴で通過できる。剣岩は海の方から捲けた。このときアウターとインナーの間に漬物袋をはくが実に良いアイディアだと思い感心した。タケノコ岩は南にfixロープ。その後の巨岩帯が面倒。化石浜の南のへつりが不可というところは干潮に上手くあたり場所すらよく分からなかった。最後の観音岩で下りがいやらしく懸垂することに。アンカーは木を切って雪に埋めた。最後の海岸をひたすら歩き吹雪になりつつある中、相泊に。久しぶりの舗装路に喜んだ。時間は16:15。最終のバスが12キロ先のバス停から二時間後に出発するのでLが車の回収に一人ランニング。吹雪が強くなり暗くなった頃に今日はバスが運休との連絡が。がっかりしてタクシーを呼ぶ。しかしタクシーのライトがあるところから近づいてこない。急いでいってみるとゲートが閉まっていた。仕方ないのでLのみ車で一夜を明かし他の4人はまたテント。今日はびしょ濡れだっただけに不憫に思う。夜から猛吹雪で大荒れ。27日 猛吹雪
朝4時間かけて皆ゲートまで歩いて無事合流。ALが転ぶほどの風だったようだ。お疲れ様。 帰りは吹雪のため釧路方面通行止めになり根室の方を経由してハゲ天へ。御影駅で1泊して、28日に帰札した。
Party
L-s 気が良く特に問題なかった。悪天につかまらなくて良かった。
M 大変良く頑張った
感想
中島:色々と迷惑を掛けてしまったが素晴らしい経験でした。
勝亦:色々と大変だったけれど素晴らしいメインだった。
斎藤:行けてよかった。満足でした。
三木:みんなありがとう。
馬詰:実に楽しかった。
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現役の報告・ 2004年3月14日 (日)
16年3月7日〜13日 (5−2)
L馬詰(4 AL澤田(3 見瀬(2 M金子 柴谷 村松 吉田(1
Route
3月7日 晴れのち曇り 登山口10:00−半面山14:35
3月7日 晴れのち曇り 登山口10:00−半面山14:35
芦別山塊が見事に望める朝でした。夕張下山口の金山の林道へ車を回して冬尾根を登る。小春日和のよい天気。明日から移動高で平穏な春メインを予感する。登りは快調に登り半面山で風の防げそうなところに夏天。雪も降らない予報だったので少し掘り下げる。Mはパー食の重みに耐えかね初日から豪華な夕食でした。3月8日 曇りのち雪 半面山6:10−芦別岳9:15−芦別南東尾根1630南10:00
朝は視界が200〜300。移動高の読みで天気は上り坂と見て出発。雲峰山からシートラ。確かに雪崩に注意が必要。ピーク直下のトラバースは雪も少なく問題ない。ピークにつくころには視界が50mほどで風も出てきた。ピーク付近の岩塔をルートファインディングする視界が無いので、ピークから南東尾根を下りポントナへの斜面で雪洞かイグルーを作ることにして斜面に入る。ポントナへトラバースを開始してすぐに完全なホワイトアウトになったので南東尾根直下まで戻り雪洞を掘る。3月9日 雪 停滞
昼から移動高で全道的に晴れる予報だったので昼から全装で待つが一日中ホワイトアウト。午後吹き溜まり方が激しくなってきたので入り口に通路として小さな、かまぼこ型イグルーを作り出口を確保する。3月10日 晴れのち雪 Co1630付近5:00−鉢盛山8:35−1415の下12:20−1415ピーク13:20−1262の下14:30
今日は移動高で午前中持つ予報なのでラテルネ行動で出発。ポントナまでの台地はやはり晴れていないと厳しい。ポントナは風が強いのでシーずりで通過。下りには視界が必要。1436は岩峰なので西側を捲いていく。夕張マッターホルン(1415)がかっこいい。1415の下につくころには天気が悪くなり始める。風が強く一度1415のアタックを取りやめようとしたが気を取り直して再度出発。登りは太ももから腰のラッセルだがカンバもありそれほど雪崩も怖くない。ピークはまたもや何も見えないが喜んだ。下りは一年生もいるのですべてバックステップ。1262の下のタンネ帯に夏天。夜から大きな低気圧が通過するので防風ブロックを積み雨に備えて寝る。3月11日 雪 停滞
朝は湿雪で雨は免れた。準備山行の南日高で雨で手痛い目にあっているだけにホッとした。今日は強風で黄砂が飛んだようだ。3月12日 雪 C5 6:00−1290南コル付近10:00
今日は冬型。黄砂のせいで雪が汚い。視界は100〜200。風は強いが問題ない。1262から1303まではブッシュが少し出ているので視界が無くてもなんとかなる。1290付近は風を避けて東を捲いて行く。1290南のコルのタンネ帯で夏天。3月13日 雪 C6 6:50−夕張東尾根1420付近9:15−夕張岳10:40−東尾根1270付近12:00−林道16:55−トナシベツ川の「川」の字(車)18:00
今日は冬型で午後から南岸低気圧。朝出てみるととても夕張のっこしできる天気ではないので方針を変え、南富良野町の「富」の字から夕張東尾根にトラバースをし、こからアタック。1500でデポ旗を打ち北側へトラバースし再びデポ旗を打ちアタックすることにする。で、デポ旗をつくり出発。「富」の字からの東尾根のCo1420を目指してトラバース。ブッシュは少し出ているが視界がない。途中先頭を行っていたLが小さな沢型を見出せず少し落ちる。問題ないが、ブッシュが見えたので雪面を凝視することを油断してしまった。東尾根1420にドンピシャで出て、シーデポしてアタック。1500にデポ旗を打ち北面へトラバース。再びデポ旗を打ち北面を登る。このころから時々視界が出てさらに西に尾根を見つけたが風が強そうなので少し急だが北面を登る。頂上直下で尾根に出るとかなりの風。引き返しも考えたがこのパーティーはかなり風に吹かれているし、少しなので行くことにする。一瞬で頂上を後にし下山にかかる。北面の下りは上部バックステップ。1415でのバックステップの経験が役に立った。その後はシーデポまで磁石で戻る。スキーに履き替え東尾根を降りる。小夕張岳(1234)は急で細くセッピも出ているのでアイゼン。このころから南岸低気圧の影響で天気が悪くなってきたがもう樹林帯内なので安心。881からは急でブッシュも出ているので大体つぼで降りる。
林道に出てからは無心で一時間歩き、暗い中車についた。実に天気の悪いメインであった。
参考:携帯電話は稜線上では電波が入る。
Paty
悪天行動ばかりであったが良い経験になった。
L-s 芦別ピーク直下のC2は微妙な判断であった。南東尾根へのトラバースが問題なく比較的退路が確保されていること、翌日が晴れの予報などを考慮して泊まることにした。小山行では泊まってはいけない場所であると思う。
L 馬詰:少々突込み気味であった。
AL 澤田:悪天行動で前を行ったりと良く頑張った。
見瀬:大変良く頑張ってくれた。
M 金子:良く頑張った。
柴谷:パー食ごちそう様でした。
村松:良く頑張った。もう少し諸動作を早く。
吉田:良く頑張った。
感想 馬詰:予想外にボリュームのあるメインになって充実して楽しかった。
澤田:良い経験になりました。
見瀬:良い経験になりました。
金子:とべそうだった。
柴谷:軽量化が重要だと思った。
村松:予想以上のボリュームだった。
吉田:晴れて欲しかった。
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記事・消息・ 2004年2月25日 (水)
松村 雄 会員提供
博物館ホール一角に造られたラマ教経堂
中庭に造られた石積みのミニヒマール
首相到着を待つ各部族代表の子供達 (背景は博物館ホール建物)
オープニング会場へ入場するグルン族代表
国際山岳博物館のホームページ
International Mountain Museum, Pokhara
Nepal Mountaineering Association
中庭に造られた石積みのミニヒマール
首相到着を待つ各部族代表の子供達 (背景は博物館ホール建物)
オープニング会場へ入場するグルン族代表
国際山岳博物館のホームページ
International Mountain Museum, Pokhara
Nepal Mountaineering Association
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現役の計画・ 2004年2月20日 (金)
(5−5)
L:馬詰(4 AL:澤田(3 見_(2 M:金子 柴谷 村松 吉田(1
<時間とルート>
1日目 登山口(6h)半面山=C1
<天気・停滞・進め方>
<パーティー>
1日目 登山口(6h)半面山=C1
冬尾根を行く。半面山でイグルー作ってC1。2日目 C1(2.5h)芦別岳(3.5h)鉢盛山(1.5h)Co1100付近=C2
雲峰山付近でシートラ。芦別岳ピーク直下で南東尾根に50mほどトラバース。雪崩に注意する。ピークアタック後、鉢盛山の南Co1100付近まで。ポントナ(1683)の下りは視界いる。1436付近は細いので西側をまく。3日目 C2(6h)「南」の字付近
1262〜1304は広いので地図読みに注意して行く。タンネ限界はCo1200。4日目 C3(2h)夕張岳(6h)林道終点
C3から夕張岳の肩にシーデポして夕張岳をアタック。その後、夏道の金山コースを下る。小夕張岳〜1108付近の稜線は細い。この時期、Roomで行っている記録はない。5日目 C4(5h)金山
林道を金山まで。
<天気・停滞・進め方>
停滞は5日。芦別乗越しに2日、夕張乗越しに2日。天気は2日待てば回復する。夕張の東尾根は停滞1日以上持って入る。天場着15:00、最終下山時刻16:00。芦別の乗越しは風が弱い時は視界2〜300、風が強い時は500で乗越す。雪崩気を付けるところは芦別ピーク直下とポントナの下り。 エスケープ:C3(4h)夕張ヒュッテ(5h)白金
夕張岳からほぼ夏道通しに下る。滝ノ沢岳側の夏道を使う。夕張ヒュッテ付近の林道では雪崩に注意。
<パーティー>
L-s:Mを見る。地図読み。<装備>
M:口出し
夏天、スノーソー×3、のこ×2、鍋、茶食器、ローソク、ストーブ、灯油110ml/人・日、無線、スキー修理具、薬品、アイゼン修理具、他、スキー、ストック、EP含む冬山個装。<準山>
1回目:上ホロ、三峰
2回目:三段山
3回目:南日高十勝岳
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