OBの山行記録・ 2006年4月2日 (日)
越後・守門岳スキー山行
守門岳(すもんだけ、1537.2m)
●2006年4月1日(土) (1ー0)
【ルート】
大白川(大原スキー場)=守門岳
【メンバ】
L:石橋岳志(82入部)、M:山森聡(86入部)、杉崎浩史(石橋兄の同僚テレマーカー33歳)
●2006年4月1日(土) (1ー0)
【ルート】
大白川(大原スキー場)=守門岳
【メンバ】
L:石橋岳志(82入部)、M:山森聡(86入部)、杉崎浩史(石橋兄の同僚テレマーカー33歳)
【行程】
4月1日(土)(晴れ) 五味沢下黒姫沢出合(7:35)→下黒姫沢林道引返し(7:50)→五味沢下黒姫沢出合(8:00)
※ラッセルが深いため、下黒姫沢からのルートを断念し、大原スキー場からの予備計画ルートに変更。
大原スキー場リフト終点Co640m(8:45)→Co755.2m(9:15)→稜線に出るCo1190m(11:15)→守門岳(12:15-45)→稜線下降点Co1190m(13:15)→大原スキー場駐車場Co390m(14:15)
【記録】
金曜の夜に石橋号で東京を出発し、五味沢の除雪終点で車中でC0(仮眠)。当初の計画は、人が多いであろうメインルートを避けて、「五味沢→(下黒姫沢)→駒の神→袴腰→(細い雪稜)→守門岳」の往復(登り:6h、下り3h)であった。まずは、計画通り、五味沢の下黒姫沢を出発する。黒姫を目指すという女性2人の先行パーティのワカンのトレース上を、スキーで進む。写真は破間川の橋を渡る石橋兄。
下黒姫沢沿いに10分位進むが、予想以上に湿雪のラッセルが重くて、深い(40cm位)。積雪量は280cm(ゾンデ棒で測定)。この調子では、守門岳ピークまでは届かず、時間切れで敗退する可能性が濃厚である。そこで、行動時間の短い予備計画ルート(大原スキー場から登るルート)に変更し、守門岳ピークを目指すことにする。その後、稜線まで目指すという7〜8名のパーティが、スキーで下黒姫沢へと入山して行った。
大原スキー場リフト終点で、地図を確認する石橋兄と杉崎氏。こちらのルートは、既に先行パーティがいるかと思ったが、幸いトレースはない。我々が一番乗りのようだ。晴天で景色は最高である。
歩き出しは、林の中の緩い下りである。尾根に取り付き、少し登っていくと、スキー場とは違う、西側の沢の方から登ってきた単独行の人に会う。聞くと、リフトを使わずに朝7時に出発して登って来たそうだ。既にお疲れの様子で、お先に失礼させてもらう。結局この日に、このルートに入山したのは我々3名と、単独行1名の計4名のみで、静かな山行を楽しめた。(守門岳に登頂したのもこの4名のみと思われる。)
30分も歩くと、Co755.2mに着いた。少々疲れたので早速休憩。下りは、この辺りから東側の沢に降りた方が、登り返しもなく、快調そうだ。
Co950m位の急斜面は、シートラしてツボで登った。凍った雪の上に新雪が積もっており、凍った雪までしっかり蹴り込まないとずり落ちて、小雪崩を誘発しそうだ。写真は、急斜面を登り終えた石橋兄と青空と樹氷。
Co1190m付近で稜線に出る。杉崎氏(写真左)と石橋兄(写真右)。南側(写真背景)には、越後三山から谷川連峰までを望むことができる。
守門岳へ向けて、越後三山や谷川連峰を背に、シール登高する石橋兄。
守門岳(袴岳)山頂にて。杉崎氏(左)と石橋兄(右)。
守門岳(袴岳)山頂から、雪庇の発達した大岳への稜線を望む。山森(左)と石橋兄(右)。二分から大岳(1432.4m)へ登るルートもスキーが快調らしい。立ち読みした「山と渓谷4月号」では、「守門岳 雪庇の張り出しから豪快にダウンヒル」と題して、このコースが紹介されており、大岳の雪庇からスキー滑降する写真が載っていた。
守門岳頂上からのスキー滑降は快調だ。石橋兄と杉崎氏はテレマーク、私は山スキーで、ターンを刻んでいく。写真はテレマークの石橋兄で、後ろに見えるのが守門岳山頂。
Co1190mの稜線下降点からは、雪崩を誘発したり、雪庇を踏み抜いたりしないように慎重に下る。特にCo950m付近のシートラで登った付近は、白いところは雪崩そうなので、ブッシュ帯を斜滑降とキックターンで慎重に下る。Co850m付近から、支尾根を使って東側の沢に降りた。写真は、支尾根をテレマークターンで滑降する杉崎氏。
沢は直滑降で滑るか滑らないかの緩やかな斜度。私も踵を解放(ヒールフリー)して、クロスカントリー状態。途中で林道を使ってスキー場の中腹に出て、ゲレンデを滑って駐車場へ下山。
お決まりの温泉は、五味沢の浅草山荘(日帰り入浴600円)。風呂の大きなガラス窓からは、当初行く予定だった下黒姫沢方面が良く見えた。いつの日か再チャレンジをしよう。ここは浅草岳(1585.5m)への登山口にもなっている。浅草岳には、1999年のGWに、斎藤清克(87入部)と2人で、会津(只見)側からスキー登山した。石橋兄も会津側からはスキー登山したことがあるそうだ。こちら(越後)側からもいつか登ろうと思う。
(文責:山森 聡)
4月1日(土)(晴れ) 五味沢下黒姫沢出合(7:35)→下黒姫沢林道引返し(7:50)→五味沢下黒姫沢出合(8:00)
※ラッセルが深いため、下黒姫沢からのルートを断念し、大原スキー場からの予備計画ルートに変更。
大原スキー場リフト終点Co640m(8:45)→Co755.2m(9:15)→稜線に出るCo1190m(11:15)→守門岳(12:15-45)→稜線下降点Co1190m(13:15)→大原スキー場駐車場Co390m(14:15)
【記録】
金曜の夜に石橋号で東京を出発し、五味沢の除雪終点で車中でC0(仮眠)。当初の計画は、人が多いであろうメインルートを避けて、「五味沢→(下黒姫沢)→駒の神→袴腰→(細い雪稜)→守門岳」の往復(登り:6h、下り3h)であった。まずは、計画通り、五味沢の下黒姫沢を出発する。黒姫を目指すという女性2人の先行パーティのワカンのトレース上を、スキーで進む。写真は破間川の橋を渡る石橋兄。
下黒姫沢沿いに10分位進むが、予想以上に湿雪のラッセルが重くて、深い(40cm位)。積雪量は280cm(ゾンデ棒で測定)。この調子では、守門岳ピークまでは届かず、時間切れで敗退する可能性が濃厚である。そこで、行動時間の短い予備計画ルート(大原スキー場から登るルート)に変更し、守門岳ピークを目指すことにする。その後、稜線まで目指すという7〜8名のパーティが、スキーで下黒姫沢へと入山して行った。
大原スキー場リフト終点で、地図を確認する石橋兄と杉崎氏。こちらのルートは、既に先行パーティがいるかと思ったが、幸いトレースはない。我々が一番乗りのようだ。晴天で景色は最高である。
歩き出しは、林の中の緩い下りである。尾根に取り付き、少し登っていくと、スキー場とは違う、西側の沢の方から登ってきた単独行の人に会う。聞くと、リフトを使わずに朝7時に出発して登って来たそうだ。既にお疲れの様子で、お先に失礼させてもらう。結局この日に、このルートに入山したのは我々3名と、単独行1名の計4名のみで、静かな山行を楽しめた。(守門岳に登頂したのもこの4名のみと思われる。)
30分も歩くと、Co755.2mに着いた。少々疲れたので早速休憩。下りは、この辺りから東側の沢に降りた方が、登り返しもなく、快調そうだ。
Co950m位の急斜面は、シートラしてツボで登った。凍った雪の上に新雪が積もっており、凍った雪までしっかり蹴り込まないとずり落ちて、小雪崩を誘発しそうだ。写真は、急斜面を登り終えた石橋兄と青空と樹氷。
Co1190m付近で稜線に出る。杉崎氏(写真左)と石橋兄(写真右)。南側(写真背景)には、越後三山から谷川連峰までを望むことができる。
守門岳へ向けて、越後三山や谷川連峰を背に、シール登高する石橋兄。
守門岳(袴岳)山頂にて。杉崎氏(左)と石橋兄(右)。
守門岳(袴岳)山頂から、雪庇の発達した大岳への稜線を望む。山森(左)と石橋兄(右)。二分から大岳(1432.4m)へ登るルートもスキーが快調らしい。立ち読みした「山と渓谷4月号」では、「守門岳 雪庇の張り出しから豪快にダウンヒル」と題して、このコースが紹介されており、大岳の雪庇からスキー滑降する写真が載っていた。
守門岳頂上からのスキー滑降は快調だ。石橋兄と杉崎氏はテレマーク、私は山スキーで、ターンを刻んでいく。写真はテレマークの石橋兄で、後ろに見えるのが守門岳山頂。
Co1190mの稜線下降点からは、雪崩を誘発したり、雪庇を踏み抜いたりしないように慎重に下る。特にCo950m付近のシートラで登った付近は、白いところは雪崩そうなので、ブッシュ帯を斜滑降とキックターンで慎重に下る。Co850m付近から、支尾根を使って東側の沢に降りた。写真は、支尾根をテレマークターンで滑降する杉崎氏。
沢は直滑降で滑るか滑らないかの緩やかな斜度。私も踵を解放(ヒールフリー)して、クロスカントリー状態。途中で林道を使ってスキー場の中腹に出て、ゲレンデを滑って駐車場へ下山。
お決まりの温泉は、五味沢の浅草山荘(日帰り入浴600円)。風呂の大きなガラス窓からは、当初行く予定だった下黒姫沢方面が良く見えた。いつの日か再チャレンジをしよう。ここは浅草岳(1585.5m)への登山口にもなっている。浅草岳には、1999年のGWに、斎藤清克(87入部)と2人で、会津(只見)側からスキー登山した。石橋兄も会津側からはスキー登山したことがあるそうだ。こちら(越後)側からもいつか登ろうと思う。
(文責:山森 聡)
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