【年月日】2011年4月24日
【メンバー】L井村(4AL井ノ上(3 斎藤(OB
【時間とルート】
橋(0540)天狗平(0710)取りつき(0820)peak(1400)天狗平(1530)橋(1630)
曇りのち晴れのち曇り
予定より手前の工場マーク付近の橋から入山。天狗平から三つ目の沢型から上がり、ローソク岩へ。エプロンフェースは下から見る限り裸。ローソク岩基部に付いている溶け残りをトラバースし、裏側へ。裏側はあまり雪なく、リッジに出る上部はがれている。予定のルンゼよりさらに進み、登れそうなブッシュがまばらに生えた尾根っぽいところをノーザイルで登る。予定の2p目終了点に出る。この時点で視界100も回復傾向の読みで行くことに。実際あとから無限大となる。
1p目 45メートル 斎藤 核心のバンド。わずかに溶け残った雪面をつないでいく。問題の核心部分は、全く雪のついていない二段3,4メートル程のフェース。登れるわけもなくAOと腐りかけの残地ロープを頼りに行く。ピンは、ハーケンと木。終了点はカンバ。
2p目 40メートル 井村 さらに、上に雪面を登って東尾根頭のリッジに出て、ナイフリッジ手前できる。終了点は木。
3p目 45メートル 井村 幅50センチ程のナイフリッジが7,8メートルほど続く。ピン取れずに緊張する。齋藤さんは余裕の大闊歩。3p目終了点から5メートル程上がったところまでコンテで、キレット手前。
4p目15メートル 井ノ上 キレット手前のテラスまで、ブッシュを掴んで降りる。キレッドには雪が少ないためその終了点から10メートル弱の懸垂。
5p目 40メートル 井村 キレッドから、ピンの取れない5メートル程はげたきわどい斜面を登りpeakへの主稜上まで。
6p目 35メートル 井ノ上 ブッシュを掴んで、peak手前のテラスまで。ここから10メートル程でpeakなので、確保しないでpeakに行く。
帰りは、中央ルンゼから下るがわかりにくく上から見て最初一つ左の斜面から降りようとしたが、雪少なく急で厳しそうなので、一つ右の斜面から降りることにする。Peakから一段西側に台地を発見し、そこから取りつくことに。延々と雪をつないでいくようにしてBSで下る。これが正解で後に中央ルンゼだったことが判明する。緩やかになったら、尻制動で天狗平まで。帰りは来た道。
【パーティ】
冬季登攀の諸動作確認できた。
【東尾根について】この時期は雪なく、岩が出ていることもあり、稜上に上がるまではフレキシブルなルート取りを迫られる。ピンや終了点の木は要所要所にあり、こまらない。ナッツは役に立たず。偽わらじルンゼからもこの時期だとエスケープできる。中央ルンゼはガスの場合バックステップは怖い。底無しに見える。それにしても、いろんな能力を試されるいいルートだった。また冬に行きたい。
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【年月日】2011年4月9日(1-0)
【メンバー】L鹿島(4 AL井村(4 井ノ上(3 M窪田 高橋 田中翔(2
<時間とルート>
雌阿寒温泉(6:20)雌阿寒岳(9:20-9:30)阿寒富士(10:30-10:40)雌阿寒岳(10:20)雌阿寒温泉(12:20)
天気:快晴→高曇り 雌阿寒温泉から夏道沿いに行く。積雪は20cm程。Co1020にシーデポして、ツボ。夏道南東のCo1020の地点から、ピークまで。雌阿寒の外輪円は立派。外国の雰囲気。雌阿寒と阿寒富士のコルに荷物デポして空身でアタック。後は来た道。雌阿寒ピークで遭遇した犬2匹は何故か我々と行動を共にし、2つのピークを踏んだ。
<パーティ>小山行。
M:窪田:股関節痛めた。
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【年月日】2011年3月9-11日(3-0)
【メンバー】L小池(4 AL田中宏(5 M高橋 田中翔(1
【時間とルート】
十石峠Ω1 一日目 登山口(8:50)十石峠西コル=Ω1 (12:30)
音更川本流の橋の先まで除雪が入っていて、そこからスキーで登山口から入り夏道をCo1060付近まで行き、そこからは斜面を登って十石峠南南東の尾根に出る。十石峠までは所々雪庇0.5m。十石峠西のコルでΩ1。
石狩ピーク 二日目 Ω1(6:30)音更山(9:30)石狩岳(11:00-10)Ω1=Ω2(14:30)
朝、入口を開通するのに苦労する。スノーシューで出発。視界は500以上、風は気にならない。Co1300ポコ西斜面で滑停訓練。音更の登り手前Co1700でEPにかえる。石狩岳手前は急。雪庇は十勝側に0.5〜1m。南峰間は細く、風もあるのでカットする。石狩くだりはバックステップまじえて下る。石狩―音更間で風が時折気になる風になる。音更過ぎた後のコルでスノーシューに替えて Ω1まで。イグルー改築を行う。この晩、田中が軽い腹痛、Lが血便を告白する。
三日目 Ω2(6:40)ユニ石狩岳(7:30〜45)十石峠(8:15)登山口(10:00)
全装で出発し十石峠に荷物デポして空身でユニ石狩At.ユニ石狩はピークまでハイマツが出てた。あとは来た道でCo1400からスキーで下山。車の鍵が無い事に気付き、地元の猟師の方に乗せてもらい業者を呼ぶ。案外地味な方法で開けられる事を学ぶ。14時過ぎ滝川で大津波警報を知る。帰札して初めて大地震の規模を知る事となる。昨晩のイグルーは崩壊せずに残っているのだろうか、と一同思う。
【Party&感想】
一年班小山行。アイゼン/スノーシューワークできた。
L これが最後の小山行となった。
M 高橋 L−sにはお世話になりました。
M 田中翔 イグルー積んだ。
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北海道大学東京同窓会の会報「フロンティア」38号に,山の会会員による下記の二件の記事が掲載されました.PDFでご覧いただけます.
平田更一
今回、3月11日の震災の影響を考慮し、以下の理由から3月20日入山予定だった中部日高(コイカクシュサツナイ岳〜ペテガリ岳縦走計画)春メイン2年班を中止することとしました。
・入山日が震災1週間後という状況
・全国的に消防および警察の救助隊は、必要最低限の人員を残して被災地へ派遣されており、山岳救助を要請した場合の社会的影響を考慮。
・今回のメインで一番起こる可能性の高い事故は稜上にてセッピを踏み抜き沢中に入り込み自力下山が不可能になるというケースであり、ルームの遭難対策の力のみで最善の救助が出来るかという点で、本当に最善の対応ができるか、確信が持てないため。万が一の場合、中部日高における捜索・救助には多大な人員とヘリコプターなどの機材が必要となることが予想され、消防および警察の業務を圧迫することが予想される。
・遭難ありきの議論ではなく、可能性としての遭難時のリスクの大きさを考慮。ヘリコプターによる救助体制の存在は、遭難対処の部内完結という原則に対して、「最善の救助方法」という観点ではもはや選択肢から外して考えられないものとなっている。その後ろ盾の無い中、特に中部日高という山域における山行の実施に対して積極的な論拠を見出せない。
その上で、3月中はルームの遭難対策力で対処しきれる範囲と判断されるレベル、山域の山行については行うことにいたしました。
1年班についてはL-sの不足からメインは組まず、小山行形式で技術を学ぶこととしていました。
以上、暇表についてご予定をお聞きしましたOBの方々にはご連絡が遅れましたことお詫び申し上げます。
※3月15日時点での判断であり、4月からは平常どおり山行を行っていく予定です。
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【年月日】2011年2月19−20日
【メンバー】L高橋(1 AL田中翔(1 窪田(1
<時間とルート>
2月19日白井岳(1−0)
ヘルベチア(6:30)国際スキー場(7:00)Co720二股(8:00) Co950引き返し (11:15)国際スキー場(13:00)
晴れのち曇り。Co720左股の東の尾根から少し上がり、コンタ尾根へ。ラッセルは脛から膝下。くぼたが足の痛みをもよおす。様子見ながら進める。高橋田中ラッセル消耗。Co950付近から白っぽくなる。視界2-300.時間的にピークは厳しくなったので引き返す。来た道もどる。
【パーティ】
引き返しの原因は、地図読みに時間かかったこと、体力不足。
2月20日春香山 (1-0)
L高橋 AL田中翔(1
<時間とルート>べチア(6:30)林道分岐Co640(10:00-10:40)Co630渡渉点(11:45)銭函峠 (12:15) 桂岡
快晴。前日の疲れもあり休み休み行く。ラッセル脛から膝下。道分岐Co640で地図にない林道が西へ逸れる。分岐点過ぎたかもしれないと思い少し戻って確認するが結局良くわからず時間押してるので春香山カットで銭函峠へ磁石切って向かう。峠からは楽な林間コース。
【パーティ】
力及ばず。夏道にこだわりすぎて時間を無駄に使った。
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2/27(1−0)
L小池(4 AL井ノ上(2 M岩田 田中(1
百松橋を渡って林道を西に500mぐらい行くとある。上のブッシュでトップロープを取った後、ガードレールからabして降りる。
高さ10〜15m、トップロープで登る。
<パーティ>アイスクライミング体験
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【年月日】2011年3月3−5日(2−1)
【メンバー】L小池(4 AL鹿島(3 M井村(3 井ノ上(2
<時間とルート>
1日目:16の沢川出合(8:05〜20)登山口(10:30〜45)天狗のコル先Co1660=⋂1(13:30)
天気−晴れ 風‐微風 林道のラッセルは足首だが、時折バリズボのラッセル。ちなみに地図の林道は間違えており、一度橋を右岸に渡った後、そのまま右岸を登山口まで林道は続いている。その後、小天狗をCo1520あたりからトラバースして捲き、天狗のコル先Co1660でイグルー。作成に2h。
2日目:⋂1(6:35)ニペ(10:00)・1736手前コル(11:30)三股先左岸Co1000=C2(14:00)
天気−晴れ 視界500以上 風はニペまで気にならない〜気になる風。ニペからは微風〜気にならない風。朝ストーブの調子が悪く出発が遅れる。Co1720からシーズリ。
細くなる手前Co1830からシートラ。東側にはセッピが出ていた。
デルタは1人ずつ通過。アイゼンがバチ効きではないが、きまるかんじの雪質。南稜は東側にセッピが出ており、全体的に硬かった。南稜の出だしはBSで慎重に下っていく。
その後もBSやカニ歩きを交えながら下る。岩稜は東側の基部を捲く。Co1720 の広い所も東側に小さなセッピが出ている。・1736東の尾根はCo1600からシートラ解除。三股の3つの水線はスノーブリッジを使い一本ずつ渡渉。三股先左岸Co1000でブル道を見つけ、その上で全イグルー。2hで作れた。
3日目:C2(7:30)林道(9:45〜10:00)国道(11:30)
天気−晴れ 尾根をCo1070ぐらいでのっこす。・1067手前の沢型からブル道使い、沢に降りて、そのまま沢中を行く。Co740から沢をそれて、Co760で林道に乗る。あとは国道まで。除雪は幌加ダムまで入っていた。
<パーティ>
春2年班準山3回目。最終確認。全イグルー作れた。
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【年月日】2011年2月19−21日(2−1)
【メンバー】L小池(4 AL鹿島(3 M井村(3井ノ上(2
<時間とルート>
1日目:バーデン上富良野(10:00)ホコ岩先Co1720=∩1(12:40)
天気:雪 冬尾根まではトレースがついている。樹林限界はCo1450くらいでこのあたりにも、穴をほれそう。その上からは視界200の気になる風くらい。ホコ岩手前でEPにする。
ホコ岩付近風弱く、ザックつり下げで通過。
ホコ岩先のジャイアント尾根とぶつかるCo1720の吹き溜まりでイグルー(2.5h)。
2日目:停滞∩1=∩2
天気:ガス(風弱いが、視界は50m) 午前中Lが通過した。
3日目:∩2(6:20)富良野(7:10−7:20)H(9:10−20)旧Z(9:50)十勝岳温泉(10:35)
天気:快晴 風は気にならない〜気になる程度。イグルーからEP。
第1岩峰は東側を捲く。表面が硬かった。ナイフリッジには東側に吹き溜まりのテラスができていたのでそれをいく。
ナイフリッジ捲き終わったところの傾斜が平らになったところで先頭ALの先で雪屁が落ちる。写真はセッピ崩落箇所、奥側に崩落した。足跡を見るとなかなか際どい。
その先、細いところあるがノーザイルで通過。
後は富良野ピークまで。ピークからはH経由で旧Zを下る。後は温泉まで。
<パーティ>春メイン準山2回目。のっこしできた。
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