【年月日】2008年7月26,27日 (2−0)
【メンバ】L田中宏(3 M田中 小池(2
<Time>
古平川の滝の沢付近(4:45)引き返し(5:10)ゲート(6:00)入渓(7:00)F1手前(7:30)コル(13:15)Co260(16:00)=C1(6:15)Co170大滝下(8:15)
<Route>

タクシーで山道を行き下二股の林道だと思われるところでC0.次の朝そこが古平川の滝の沢(右岸支流)付近の橋であることが判明し、引き返す。下二股の林道は冷水林道。すぐにゲートが閉まっている。林道をつめ、F1手前から入渓。地図記号1つ目の滝は2段30m、1段目は右岸水流際をLが空身で行く。たらしてFix、途中残置2つ。2段目は直登不能で、一度釜を挟んで滝と反対側のテラスに上がり(お助けFix)、捲く(seil50m1p)。その後小滝や滑が続くが問題ない。200m滑滝は滑と段差。地図記号4つ目は15m苔むした滝、左岸をシャワーで登る。Seil引っ張っていきFix。その上は、1つ捲いた滝があるが、他は滑や段差が続き、Co680二股を右に取り、最低コルまで。コルからは笹bushこいでモヘルへ乗越す。沢型にうまく出ず、下りの上部は1時間位こいで沢型に降りる。Co380二股まで、蕗や草が沢を覆い隠してうっとおしい。モヘルを下りCo270まで行き、C1。C1からは一度小滝でザック吊り下げした。他段差、小滝、滑が続くが問題ない。Co170 2段大滝は一段目・二段目共に右岸草付を、捲く。両方とも細い紐がFixしてあった。大滝下からは遊歩道が尾根上を走っていて、前小川出合まで。出合は駐車場になっていて、そこからは林道を泊まで。
<Party>
沢2年班準山2.5回目。ザイルワーク、滝の処理できた。
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【メンバ】米山悟(1984)、斎藤(1987)、田中バイエルン(3)
2008/7/19
コイボク林道ナリノ沢下1キロ地点(13:50)→峠のっこしてナナシ沢Co400入渓(14:20)→3の沢二股(17:40)Co640広場C1(19:00))
2008.7/20
C1(5:45)発→23直登沢出会い(6:10)→・822荼毘の広場(8:10)→Co1040ババ遭難現場(11:00)→23山頂C2(19:10)
2008/7/21
C2(5:15)→最低コル・1573下降点(7:10)→コイボクシュシビチャリ川810二股(10:00)→イワナノ沢出会下、清和橋Co540(15:00)
1986年のババの雪渓崩落遭難以来はじめて現場の墓参りができた。雪渓跡に一面に咲いていた黄色の花を供え、バーボンをかけてカメラーデンリートで弔った。
ここ数年にわたり現役学生を日高の難しい直登沢に誘い、沢力の底上げを続けてきた。今回もやる気満々の三年目、バイエルンを引率。ルーム現役は少人数ながらも着実にハイレベル化している。直登沢莫迦が続々誕生中だ。
1日目: 水満々:曇り

コイボク林道から最低鞍部をのっこしてナナシ沢に降りる。水が多い。雨も降ったが、融雪期の続きのようだ。渡渉するのにいちいち選ばなければならない。函はおおむね中を行く。バイエルンは初め、この水量と流れでは「行ける気がしないんですけど・・」と言っていたが、渦と速さを読み、弱点を突いて渡渉を重ねるうち慣れてきた。前にナナシに来た斎藤の印象では、こんなに苦労した覚えはなく、今回の水量はかなり多い。水温はぬるくて助かった。

右岸3mほどのギャップでトップにヒモを垂らしてもらう難しい箇所あり。予定を大幅に上回り、暗くなってきても23出会いに着かない。手前一キロに、広い河原、流木ありの地点があり、ここで泊る。タープを張り焚き火するなり日没。焚火の傍らで寝ていたら、夜中に一時雨が降りあわててタープに避難。ずぶ濡れになった。寒くてほとんど眠れず。
2日目:徹底的に滝・霧雨

朝から晩まで滝滝滝でもういちいち書いていられない。13時間半、30数本の滝を登り続けた。最大で30m、10m台がいくつか、あとは数mのが無数。小さいものほど難しい。水量もかなり多く、少なければ水の際で登れたものを、側壁の別ルートを登ってトラバースといういやな対処もあり、時間がどんどん過ぎる。斎藤がアクロバチコなルートを切り開き、決して大高捲きせずにルートを開く。ほとんどを20mザイルで切り抜ける。

今年の雪渓は少ない。ババの遭難現場1040mに今年は既になかった。ババはここで崩れた雪渓の下敷きになって死んだ。それより上部には二か所ほど大きく残っていたが、滝をべったり隠してはくれなかった。雪渓の上から側壁に移り、アンザイレンで滝の上へ。

ザイルを垂らしたのは十回前後か。概ねトップはビレー無しで登り、後続が時間節約のため、粘らずザイルを掴んで登るという方法。背の高いいくつかの滝だけビレーした。ザック吊り上げを要するバランス微妙な滝も幾多かあり。登っても登っても次の滝が見えている。とうとう源頭には良い天場もなく、山頂泊の覚悟となる。

ようやく花畑に差し掛かると、頭の上うっすら切れたガスの先にアカネ雲が見えた。上は晴れている。クマの掘り返しあとなどを辿って山頂に着くと、雲海の上に39やコイカクが。完登の祝福だ。一日の苦闘を昇華する景色だが、すぐに宵闇が来た。タープを張って下に潜るが寒い。全身ずぶ濡れで火の気無し。行動食やハムを食べて横になる。震えが止まらずほとんど眠れない。十七夜の月が上がる。幻想的だ。
3日目:ヨボヨボと下山

寒くてほとんど眠れず明るくなると雲海の上だ。ストーブ無しなのでピーナツとギンビスを食べる。タープをたたむころ日が昇ってガスが飛び、カムエクが姿を見せた。神々しい。向かいのコイボクカールにバイエルンは先々週登ったばかり。ピラミッドへの稜線を辿り、最低コルまで。前半まあまあ、後半結構なハイ松藪こぎ。下降の沢はノーザイルのナメ滝が連続。筋肉痛の足で慎重に下る。それもCo1000までで、あとはコイボク沢を延々下る。水量が多く、水温は低い。楽しそうな函も飛び込む気になれず、へつりで下る。筋肉痛に加えて、とある淵で飛び込んだ時にバタ足で足を何かに打ち、ひどく痛むようになった。長い河原歩きで遅れがちになり、結果下山連絡の締切時間に1時間強遅れてしまった。もうまるで高齢者のような歩き姿である、我ながら。
下山連絡をするとやはり在札OBに救助準備連絡が回っていて平謝り。長い林道で、なかなか電話が通じないのである。静内温泉のぬるぬる湯で、三日間すっかり冷え切った体を温め、筋肉をほぐす。バイエルンは現役ながらよく楽しそうについてきた。斎藤はあの状況でもなんでも突破できるスゴ腕である。僕は、四ヶ月ぶりの山で、こんなところに来たにしては善戦したと思うが、トシなんだからもっと体作りしたほうがいい。
札幌駅の青森行き夜行列車を待つホームで訃報を聞いた。昔一緒にヒマラヤに行った上海の梶田さんが昨日の朝、奥秩父の井戸沢で死んだそうだ。ちょうど僕もいやな滝を登っていたころだ。一緒に屋久島の小楊子川や黒部源流を登った。沢での死は一瞬だ。若く未熟ゆえの事故もあるし、たくさん登ってきた末の事故もある。深く弔いたい。死んでしまうとみな悲しむが、逆だ。あんないい男と深く付き合っておいてよかったなあ、と思う。かなしみの感情は、数年経ってから湧いてくる。
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【年月日】2008年7月19・20日(2-0)
【メンバー】L平塚(5 AL中島(6 M野沢(2 井村 鹿島(1←新入部員
<時間とルート>天気は二日とも霧雨
1日目 野塚トンネル(9:00)→Co530二股(9:40)→北口トヨニS峰(15:40-16:00)→
→ペンギンカール=C1(16:40)
野塚トンネル北口駐車場すぐ横から入渓。Co500二股まで下ってトヨニ川へ。下部は河原。Co700ぐらいから、5m、10m、2-3mのFが連続して出てくる。いずれも直登、ノーザイル。Co800に10mぐらいのF、左岸直登、ザイル出す。最後はちょっといやらしい。残置ハーケン、シュリンゲあり。その後にC.S.のF、左岸残置シュリンゲつかんで登る。Co860二股直後に10mF、左岸直登ザイル出す。これも残置ハーケン、シュリンゲあり。その直後7-8mのF、左岸まき気味に岩を行って最後直登、これはノーザイル。あとはガレ。いつも下る沢と違う沢に入ってしまい(Co1200二股で左股ではなく右股へ。右股の方が水量が多く開けているので迷わず右股に入った。)、上部ところどころ微妙な草付や岩盤を登る。M1は苦戦していた。最後1hぐらい藪漕ぎして稜線へ。稜線から踏み跡たどってトヨニS峰。あとはトヨニからコルまで行って踏み跡使いペンギンカールに降りる。いつものテン場もでかい夏テンだと狭い。雨で焚き火が付かず、メタを使った。
2日目 C1(7:00)→稜線(7:35)→野塚トンネル(12:30)
ペンギンカールから稜線に上がり、踏み跡を行ってピークよりちょっと手前のテープから下りの踏み跡へ。上部は急。途中からガレ。最初に出てくる7-8mのFはc.d.、Co860二股直前のFはab。Co800のFはab。Co700周辺に出てくる三つのFは、10mだけabして他はc.d.。あとは河原を歩いて野塚トンネル北口まで。
<パーティ>夏メイン準山2回目 充実した準山になった
Fの対処、c.d.、ab、ガレの経験、藪漕ぎ、カール泊まりできた
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【年月日】2008/7/1-3(3-0)
【メンバー】L勝亦(6 AL田中宏(4 M宍倉(HUSV11
<時間>
1日目:入渓点(12:45)−Co810二股=C1(15:15)
2日目:C1(5:15)−Co1000(6:10)−コイボクカール(10:50−12:30)−カムエク(13:30)−八の沢カール=C2(14:30)
3日目:C2(5:30)−ピラミッド峰(6:25)−・1602コル(8:00−20)−Co810二股(10:20−45)−入渓点(13:45)
<ルート>
天気は三日間とも晴れ。イワナノ沢出合手前のトンネル通行止め地点手前から入渓。C1まで函がいくつか。中を行く。きれいな沢だ。最後の大きな渦巻き釜持ちナメ滝は、泳いで左岸に取り付きお助け紐でビレーして空身でブッシュ帯に直登。C1は流木豊富な良いテン場。翌日、しばらく河原の後、小滝がいくつかあるが直登していく。Co1000手前にのっぺりとした滝は右岸のチムニーを空身で越えてシュリンゲたらす。Co1000からは函滝が三段ほど見えるがその上には雪渓が架かっているので右岸を高捲く。Co1200までに雪渓が一ヶ所と、小滝がいくつか。そのうちひとつは右岸ののっぺりしたところをピトンを打ってシュリンゲつかんで越えた。手前からCo1200二股まで50mほど雪渓。上を行き、右岸に取り付いてバンドを左股へ。小滝が続く。Co1270の15mほどの滝は右岸をシャワークライムし落ち口下まで行き、お助け紐をたらす。そこからビレーして水流際を行こうとするも厳しく、ラッペルして右岸を捲く。あとは快調にAコイボクカールへ。とても気持ちがいいので大大休止。カムエク直下南西稜上に上がり、Peak。八の沢カールまでは踏み跡かなり明瞭。こちらも気持ち良くC2。登り返してピラミッド、・1602までは踏み跡明瞭。ピラミッド東と・1602にテン場あり。・1602からCo810二股まではナメ滝が二つあるがいずれも右岸のブッシュをつかんで下れる。渦巻き釜持ちのナメ滝は右岸を捲き、後は飛び込みと河原歩き。
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【年月日】2008年6月28〜29日(2−0)
【メンバー】L田中宏(3 AL勝亦(6 M小池(2
<時間とルート>
1日目:ゲート(4:45)51点沢出会(7:10〜25)Co380二股(10:30)Co710二股(12:00〜30)珊内岳(14:00)=C1
51点までは函3ヶ所。51点からは小滝がいくつか。2段釜持ちの滝の2段目は空身でtopが抜けてザック手渡し。人支点でお助け紐出した。大滝は滝つぼのすぐ左岸から取り付き、低く巻く感じで落ち口へ。Co380二股手前の滝はヌルヌルの流木が水の流れを変えており、ALが挑戦するも中央突破ならず。Lが左岸ルンゼ行くもいやらしく、結局右岸を巻く。左股入った後の大滝手前に崩壊しかけの雪渓がある。大滝は右岸ルンゼをつめ、小尾根をのっこして沢へ下る。Co720二股で少し偵察し左へ行く。上部の滝を2つほど捲き、ブッシュ漕いでピークへ。快調なピーク泊をする。

2日目:C1(5:00)Co650二股(7:00)本流出会(10:30)51点出会(13:00)ゲート(15:45)
C1から東のコルへ行き、沢へ入る。上部の涸れ滝は、2つまとめて右岸を50m1pのab。大滝は左岸を40m1pのab。回収するも、回収用シュリンゲがちゃんと回収できないようになっていて、ALが左岸ルンゼを登り返し、再度abする。ルンゼは、バイル無しだとごくい。後の滝は、ab、cd、ws、飛び込みで対処。本流はCo345付近に雪渓あり。右岸を低く捲く。下の廊下より上流に泳いで通過した美しい廊下があった。下の廊下は泳いで通過。51点出会前の釜持ちの滝は飛び込んで通過。後は河原と林道を行きゲートまで。
[パーティ]夏メイン2年班準山2回目。泳ぎ、ザイルワーク、体力確認できた。捲きの練習できた。
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【年月日】2008年6月21−22日(2-0)
【メンバー】L平塚(5 AL中島(6 M野沢 小池(2 井村(1
<時間とルート>車道(12:50)−Co640二股=C1(14:40−5:10)−漁岳ピーク(10:30−11:10)−車道(12:10)
1日目 林道は行ってすぐの駐車場に車を止め、ちょっと林道歩いて入渓。Co620の丸太の滝でザイル出す。小池リード。残地あるが岩からとる。その後一ヶ所函滝みたいなのを泳ぐ。Co640二股でC1

2日目 Co920に滝。右岸→上部左岸直登。小池リードザイルfix。他にも小滝あるが問題なし。テープどおりに沢をつめやぶ漕ぎなくピークまで。雪渓ほとんどなし。ピークガスガスで寒い。ピークから少し西へ行って斜面に入る。藪こぎしながらくだり、しばらくして沢型へ。あとはブタ沢を下ってオコタンペ湖まで。北周りで車道まで。
<パーティ>沢1年班準備山行1回目。沢の基本できた。
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【年月日】2008年6月15日
【メンバー】L田中(3 AL平塚(5 M2小池 田中 M1 野沢(2
<ルート> パンケメクンナイ川Co280から入渓。Co360の2段の滝は右岸の一段目はM1のみ確保。その後砂防ダムが8個出てきた。Co550までは函やら小滝やら。特に対処は困らない。Co550過ぎの釜持ち3段は1段目左岸直登。トラロープfixあった。2.3段目は右岸捲く。後続はゴボウプルージック。その後確保した滝が1つあった。Co810の3段滝はハングしていて直登無理なので左岸高捲き。後続ゴボウプルージック。後は河原を湿原まで。夏道を歩いて峠まで。
<パーティ>沢2年班準備山行1回目 沢楽しめた。
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【年月日】2008年6月5〜8日(3−1)
【メンバー】L小池(2 AL平塚(5 野沢(2 M井村(1
【時間とルート】
1日目:晴れのちガス
ヌプントムラウシ♨(7:15)沼の原(12:15)五色岳(4:15〜30)化雲岳(5:40)ヒサゴ沼避難小屋(6:15)=C1
Co800の二股で夏道とは逆の左股に行ってしまう。Co1000の二股で異変に気づき引き返す。1時間半もロスしてしまう。間違えたほうの沢には2箇所雪渓があったが乗ったり巻いたりしていく。五色が原の下部は雪で夏道がわからないので沢型を行く。上部木道出てる。天気図描くためALは五色手前に残る。化雲ピーク付近で視界100になったためヒサゴ沼に磁石を当てる。
2日目:雨
ヒサゴ避難小屋(6:00)北沼(8:30)=C2
視界100の中夏道を頼りにトムラを目指す。雨足が強くなったため北沼でC2することに。テン場が沼に近かったため、ALの治水工事も空しくテントが浸水する。しょうがなく雨の中テン場を移動させる。服やら装備やらビチョビチョになる。夜、Mがシュラフを破る。
3日目:雨
雨が降り視界悪く風も強いため停滞する。夜、LとMが一つのシュラフで寝る。狭い。
4日目:ガスのち晴れ
北沼(6:15)トムラウシ♨(11:45)
雨は止んでいるが、視界100のなか出発する。トムラピークを断念し夏道をつなぎトムラウシ温泉に降りる。夏道途中のカムイサンケナイ川は雪で埋まってた。
【パーティ】大雪楽しめた。天気に恵まれなかった。
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【年月日】2008.6.7−9(3−0)
【メンバー】L勝亦(6 AL田中宏(3 M山下(12
<時間>
野塚トンネル(0800)−野塚岳(0950)−西峰(1020)−ソガベツ川Co380二股=C1(1410)
C1(0545)−Co310二股(0645)−Co660二股(0910)トヨニ岳(1300)−ペンギンカール=C2(1330)
C2(0800)−瑞雲橋(1345)
<ルート>
一日目 天気は霧雨。野塚トンネル南口の少し下流側から入渓。Co720付近に雪渓。小滝がいくつか出てくるが問題ない。Co920は右股に入る。藪漕ぎなく野塚岳へ。踏み後を西峰まで。西峰から少し北に行き、西へ下る。薄いブッシュの斜面からガレた沢。Co900二股手前60m程のナメ滝はクライムダウン。Co900〜Co750は雪渓。途中の滝は左岸を捲いた。Co650二股からはしばらく何もない。Co480付近からC1まで函状。へつったり、捲いたり。一ヶ所、捲けそうではあったが泳いだ。Co380二股右岸にC1。行者ニンニク畑もある良いテン場。
二日目、天気は晴れ時々ガス。Co330二股で左岸に林道があったのでCo310二股のすぐ下まで林道を行く。トヨニ南峰南面沢に入る。はじめは函状。釜をもった段差などがいくつか出てくるが問題ない。Co720付近は左岸崩壊でひどいガレ。その後雪渓だが、小滝のところで一度途切れており、左岸の泥壁にとりつき捲き雪渓に戻る。Co920三股は二段の滝となっている中股を行く。雪渓末端から右岸泥壁に取り付き、一段上がったバンド状から一段目の上に戻る。二段目は右岸をシャワークライム。その後ガレとなり少しいくと涸れ滝。左岸を木登り。あとはガレを詰め、トヨニ南峰南ポコに上がる。トヨニ岳から東コル経由でペンギンカールに降りてC2。雪渓が残っていた。
三日目、天気晴れ。トヨニ川左股へはトヨニ岳手前まで登り返して下る。すぐに薄く付いた雪渓が途切れ途切れCo1180付近まで。その後も時々雪渓が出てきた。Co870とCo800の滝は左岸Ab。他いくつか滝が出てくるが残置など使いつつクライムダウン。河原を下って博清橋の下から右岸の林道に乗り、瑞雲橋北に上がって下山。
<パーティー>
三年班的なゆるいかんじで楽しめた。
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この日30度を超える灼熱地獄の中、現役のバイエルン君と赤岩を登った。
日程:2008年07月06日 (日帰り)
メンバー:斎藤(1987) 田中バイエルン(2005)
天候:快晴
登ったルート
猫岩(1p)
不動(2p)
大壁・佐藤ルート(3p)
大壁・年ルート(3p)
(1)猫岩(1p):まだ早い時間なのにもう汗がダラダラ
(2)不動(2p):現役は1p目、トラバースしてヌルヌルのジェードルに入るのではなく、岩稜右側を直上していく様だ。今回はいつものヌルヌルジェードルへ。セカンドでいい加減に登ったら核心で少し詰まった。最終地点でカラスとにらめっこした。
(3)大壁・佐藤ルート(3p):バイエルン君は初大壁。3p目初見トップ。落ち着いて登っていた(写真)。僕は毎年このルートを登って調整しているが、今年はGOOD。
(4) 大壁・年ルート(3p):昼すぎ大壁を灼熱の太陽が照らしはじめた。のどがからからになりながらも年を目指す。取り付きへいくザレ場でバイエルンが巨大落石を引き起こし、もう少しで巻き込まれそうになった。危ない危ない。年ルート1p目は数年ぶりなので登りながらルートを確認していく。上部は以前と様子が変わった気がした。2p目のクラックは好きなルートだが、バイエルンが行く気まんまんなのでトップを譲った。3p目は右上するのではなく、そのまま直上するかぶり気味のクラックへ。体をクラックへ半分突っ込みながらエイヤと超える。超えたところに昔懐かしい木製の楔あり。現役の時からあったやつだ。
ピッチ終了後、脱水症状になりながらよたよたと赤岩峠へ向かった。

大壁佐藤ルート3p目の浅い凹角

大壁年ルート2p目のクラック
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